初めてお便りを差し上げます。
早紀と申します。

突然、長文のメールを送りつけるのは、失礼なことと重々承知しておりますが、まずは私のプロフィールを知って頂き、興味を持っていただければと思い、つたない文章をつづらせていただきました。

半年ほど前にこのサイトの存在を知り、掲載されている数多くのお話を楽しく読ませていただいております。
お話の中には、私にとって少々刺激の強すぎるものもありますが、多くの場合、お話の主人公を自分に置き換えて、お恥ずかしい妄想に耽っております。

ネット上にはSM系サイトが山のようにありますが、なかなか管理人さんの趣向と私の思いが合致するサイトを見つけることができませんでした。
どこかに自分と共感できるサイトはないかな・・・そんな思いでいろいろなSM系サイトを覗いてみているうちに、べーるさんのサイトにたどりつきました。

べーるさんが「私」のところに書かれている
(複数の登場人物が出る場合がありますが、それも実はMの目的を達成するための小道具にしかすぎません。ですから主従関係による支配される喜びとは違います)
(セルフSMではMの自分を虐めるのはSの自分です)
それと「自虐のススメ」のトップページに書いてあった
(自虐・自縛といってもそれは自慰行為の延長でしかありません。求めるモノは快楽です。ですから「自傷」とは違うことをご理解ください)
というコメントに共感を覚え、思い切ってメールを差し上げたしだいです。

私が自虐行為で快感を得ることを最初に覚えたのは、中学生の頃です。しばらくの間は未熟な性知識ながらも、知恵を絞って夢中になって色々なことを試してみました。
しかし思春期ということもあり、やがてそんな自分の行為に強い罪悪感を抱くようになってしまい、自虐の性癖を心の奥底に固く封印してしまったのです。
その後20代後半で結婚し、30歳を過ぎて再び独り身になりました。
結婚して幸せだったのは、最初の数カ月だけで、それから離婚するまでの数年間は今でも思い出したくないような日々が続きました。
そんな結婚生活から受けた心の傷は、今でもトラウマとして残っています。

離婚直後の私は、男性との行為にひどく嫌悪感を抱くようになっていました。
しかし性欲はあります。
そんな私にとって、自慰だけが性生活のすべてでした。
不安定な気持ちを紛らわせるために、性的な欲求があまりない時にも、よく一人遊びを繰り返していました。
しかし、自慰にはそれなりのイマジネーションが必要でした。
男性との行為を想像する事に嫌悪感を持っていた私にとって、それに代わるものとして浮かび上がってきたのが、長い間心の奥底に仕舞っていた自虐の性癖でした。
想像の中だけでの自虐プレイから、実際に自分自身を責めるプレイへと進むまで、時間は必要ありませんでした。
思春期の頃と違って、今度は罪悪感を覚えることもなく、離婚以来ずっと空しい気持ちが付きまとっていた自慰とは違い、心身ともに快楽の渦の中に埋没することができました。
以来、自分の欲望に素直に従って、様々な方法で自虐プレイを楽しんでおります。

自虐プレイを楽しむときには、色々な妄想の中に自分を置くことがよくあります。
もちろん、他人に責められるシチュエーションも想像しています。
そんなときに登場するのは、べーるさんが(セルフSMではMの自分を虐めるのはSの自分です)と書かれているように、自分自身の分身です。
その分身はいろいろな姿で登場します。
意地悪なおばさんだったり、女性警備員だったり、親しい友人だったり・・・・
でも、そんな想像をする時、いつも私が責められる側に回っているわけではありません。
私が責める側に回って、まったく別人の私を責める。
リアルの私は、その別人になりきって、想像の中の私自身から責められる・・・・
こういうのって、お分かり頂けるでしょうか?

そんな私が現在住んでいるのは、街中から車でしばらく走ったところにある古い農家です。
舗装道路から、少し奥まったところにある一軒家です。
敷地の一部には自由に使っていい畑まで付いています。
事情があって、その家から移転された方から格安で借りることができました。

縁があって、その農家が貸しに出されているのを知りました。
以前より田舎暮らし願望があった私は、とりあえずその物件を見に行ってみることにしました。
最初は、ほんの興味本位でした。
古い母屋はリフォームを施してあり、快適に暮らせそうでした。
環境はいいし、家は広いし、自由に使える畑もあるし・・・・真剣に借りてもいいかなという気持ちになりました。

その時、私は純粋にそこに住んでみたいという気持ちの他に、別の不純な理由で強くその物件に惹かれていました。
その農家は里山に隣接し、舗装走路からは雑木林で視界が遮られています。
その舗装道路から入ってくる通路は、事実上の専用路なので、この家に用事がある人か、山菜やキノコの季節に山へと分け入る人以外、入ってくることはありません。
普段は、外の世界から完全に隔絶しています。
リフォームを施したといっても元々が古い農家ですから、私の不純な妄想を掻き立ててくれる、丈夫そうな太い梁や柱もあります。それに母屋は平屋ですが、屋根裏は倉庫にできそうなくらいの広さがあり、そこは古いままの作りです。
さらに敷地内には、大きな納屋と、長い間使われていないだろうと思われる、古い外厠(トイレという呼び方は、ふさわしくない立派で古風な造りです)まであります。
まるで昔のSM写真に出てくるようなロケーションそのままでした。
ここでなら、今まで妄想の中でしか楽しむことができなかった事を現実のものにすることができる・・・・・・

そんな不純な動機が、借りようかどうしようかと迷っていた私の気持ちを後押ししてくれました。

ここに住み始めて、早1年半になりました。
純粋に生活の場としても、思い切って転居して良かったと思います。
そして、不純な動機の方も・・・・充実した日々を送っています。

30代も後半に差し掛かり、独りで暮らした時間が長くなるとともに、男性恐怖症もかなり軽くなりましたが、まだリアルの世界で親しくお付き合いできるほどには回復していません。
そんな訳で、離婚以来ずっと自慰が性生活のすべて。
いえ、本当は離婚の1年以上も前から、自身の性欲を静める手段は自慰だけでした。
しかも、自虐プレイに快楽を求める一人暮らしの女が、今までにどの様な行為の数々を楽しんできたか・・・・・興味をお持ちいただけたでしょうか?

もしご面倒でなければ、今まで誰にも知られることなく楽しんできた一人遊びの様子を不特定多数の人たちのもとに公開し、読んでくれた人たちの想像の中で、私が恥ずかしい行為を行っている場面を目撃していただくという、男性恐怖症のリハビリも兼ねた、イマジネーションの世界での遊びの手助けをしていただけないでしょうか。
お許しを頂けるのなら、今まで行ってきた自虐プレイの数々を順次ご報告させて頂きたいと思っております。

突然で、しかも勝手な申し出とは思いますが、もし興味をお持ち頂けるようでしたら幸いに存じます。

早紀

「藪蚊」(きっかけ)

私がこれからお話をする自虐方法を思いついたのは、今年の初夏に起きた偶然の出来事からです。
その偶然の出来事とは・・・・・

私が住んでいるのは、里山に隣接した場所にある一軒家です。
母屋の他に、納屋、それに長い間使われていない、独立した汲み取り式の便所(トイレと呼ぶには失礼にあたるのではないかと思うような古風な作りです)があります。
母屋のすぐ裏は竹藪になっているので藪蚊が多く、夏になると蚊対策にはとても気を使います。
住まいはもともと古い農家だったものをリフォームしたもので、トイレも汲み取り式だったものを、簡易水洗にしてあります。
しかし古い作りの家なので、トイレの壁の下には換気用の細長い窓があります。
いつもなら、暗くなる前には必ず閉めておくその窓を閉め忘れてしまったことがありました。
当然トイレの中には真っ黒な藪蚊がたくさん侵入していました。
今までもトイレで蚊に刺されることは珍しくありませんでしたが、その日は刺された場所が問題でした。

トイレに入ると、すぐに何匹かの藪蚊が中を舞っているのに気がつきました。
その時小窓の締め忘れに気がついた私はしまったと思いましたが、入ってしまったものは仕方がありません。
旺盛な食欲の藪蚊ですから、用をたしている間にも何箇所か刺されてしまいました。
トイレから出た私は、すぐに蚊取り線香をトイレの中に置きに行きました。
そして居間でテレビを見ながら寛いでいると、やがて先ほど藪蚊に刺された部分がかゆくなってきました。
便座の陰になって薄暗くなっている足の部分を重点的に刺されたのですが、何ヵ所かの痒みの中に、いつもとは異なる感覚の痒みが混じっていました。
股間の敏感なところが疼くような痒みです。
そう、クリトリスを刺されていたのです。
普段なら皮に覆われてのいるので、そんな場所を刺されるなんて考えられないのですが、この日はオナニーをしてすぐにトイレに行ったので、包皮が剥けてクリトリスが露出している状態でした。
もしかすると勃起したクリトリスの温度が他より高く、それに蚊が引き寄せられたのかもしれません。

クリトリスのむずむず感は、時間が経つにつれ大きくなり、さらに今まで見たことがないくらいに肥大してきました。
痒いけど気持ちがいいんです。
指で転がすと、かゆみで快感が増幅され下半身全体がジーンと痺れるような感じでした。

壁を背にして床に座り込み、M字開脚の姿勢でオナニーを始めました。
指先でつねり上げるように強く摘まんでも、痛みではなく強い快感が股間を襲います。
しばらくの間、指先でクリトリスをもてあそんでいましたが、もっと強い刺激がほしくなり、洗濯ばさみを持ってきて、それでクリトリスを挟みました。
ゆるめたり挟んだり・・・・それを何度も繰り返します。
やがて、洗濯ばさみの刺激では物足りなくなり、もっと強い力で挟める事務用のダブルクリップを使って、クリトリスを責めました。
何度も何度も、緩めたり強く挟んだりを繰り返すうちに最初の絶頂を迎えました。
絶頂を迎えた余韻が残っているうちに、こんどはプラスチック製の30センチ定規を使って、性器を叩きました。
パシッパシッと音が出るぐらいの強さで、クリトリスの部分を重点的に叩きます。定規が打ちおろされる度に、体がのけぞるような快感が走ります。
クリトリス表面の感覚は少し鈍くなっていますが、芯の部分から腰の奥の方に突き抜けるような強い快感を覚えました。
定規を性器に打ち下ろすこと数十回。私は2度目の絶頂を迎えたのです。
そして仕上げに指を使って・・・・
いつもなら、人差指でこするだけで充分な刺激を得られるのですが、半分感覚が麻痺したクリトリスは、もっと強い刺激を求めていました。
私は蚊に刺されて大きく肥大したクリトリスを親指と人差し指を使って結構強い力で挟み、乱暴に揉み上げました。
3回目の絶頂はすぐにやってきました。

普段なら、3回も連続でいくとクリトリスが敏感になりすぎてしまうので、それ以上直接刺激し続けるのはちょっと控えたくなるのですが、藪蚊に刺されたクリトリスは少し痺れたような感じで、まだまだ刺激し続けることができました。
私は妄想の中で自分をいたぶりながら、性器を激しくまさぐり続けました。
そして、何度も何度も繰り返しやってくる絶頂の渦の中に飲み込まれ、いつのまにか寝てしまいました。

私がこの日から、確実にクリトリスを蚊に刺してもらえる方法を研究し始めたのは。言うまでもありません。
蚊が二酸化炭素に惹かれてやってくることは知っていたので、それを手がかりにネットで調べてみると、思っていたより簡単に使えそうな方法を知ることができました。
その方法とは、パンにも使うイースト菌をぬるめの温度の砂糖水で発酵させ、二酸化炭素を発生させるというものです。
これなら材料も簡単に手に入りますし、目的の場所にイースト菌を溶かした砂糖水を塗り、ほかの場所を隠すことで自分が望んだ部分だけを蚊に刺させることが出来るはずです。

8月初めの週末、私は藪蚊を使った自虐オナニーを実行しました。
結果は・・・・すごく良かった。
今まで経験したことがない、新しい快感と興奮でした。

その際、どのような事をして楽しんだか。
そのお話は、また次回とさせてください。

「藪蚊」(準備)

さて、藪蚊を使った自虐オナニーのお話です。
今回も、まだ前置きになってしまうのですが、どうかお許しを下さい。

8月初めの金曜日、仕事中の私は、今夜実行する予定のオナニーのことばかりを考えていました。
使用する責め具は、前日のうちに全部揃えてあります。
用意した物の内どれを使うかは、その時の成り行き次第です。
経験から、大半のものは実際に使われることが無いというのが分かっています。
しかし、責め具を用意するという行為そのものが、前戯となって私の興奮を高めてくれるのです。
実際、使用するシーンを想像しながら責め具を選ぶとき、私の体はとても正直に反応をしていました。

前日に用意した責め具は、こんなものでした。

*イースト菌と砂糖、それにその溶液を入れるためのペットボトル。

*自縛用のロープや紐、それにタコ糸。

*特大の目玉クリップ。
これは挟む部分の長さが10センチぐらいあります。
大型ものは、ばねが強いので痛そうに思ってしまいますが、はさむ部分の面積が大きく、しかも厚く大きく挟めるので、小さいものよりかえって痛くありません。
ただし挟む場所を選ばないと、飛び上るほど痛い思いをすることがあります。

*小柄の目玉クリップやダブルクリップ、洗濯ばさみ、物干し竿を直接挟むことができる大型の洗濯ばさみ。

*短いものから1メートルを超す竹製のものまで、定規を数本。

*自作の乳房枷。これは3種類あります。
ひとつは直径1.5センチほどの木製の棒2本で、両端をゴムで縛って乳房を絞り上げるように使います。
もう一つは、幅15センチぐらいの板2枚の片側を体の線に合わせて丸くカットし(乳房を深い位置から挟むためです)、両端それぞれ2か所と、真ん中1か所にドリルで穴をあけ、長いボルトとウイングナットで乳房全体を締め上げることができるようにしてあります。
さらにもう一組の乳房枷は、幅10センチほどの板2枚をそのまま使って同じようにボルトを通す穴を開けたもので、上の板より下の板の方を10センチほど長くしてあります。
これはクランプで下の板をテーブルなどに固定するためです。
もし同じものを自作なさる方の参考になればと思うのですが、乳房の根元の肌に直接あたる部分の角は、削って丸めておいたほうが、跡が残りにくいと思います。
角張ったままだと、強く締め上げたときに、角の部分が痣になってしまうことがあります。

*自作の性器枷。
基本的には乳房枷と同じ構造ですが、一番簡単なものは割りばし2本。
これで陰唇を両側から挟み、両端を輪ゴムで締め上げて使います。もう一つは厚さ5ミリ幅2センチほどの板2枚の両端にそれぞれ穴を一つずつ開けたものです。
性器全体を挟んでつぶすために使いますが、締め上げる方法はボルトを使ったり、ゴムを使ったり、紐を使ったりと色々です。

*ミントオイル

*ハンドマッサージ器

*地面に敷くためのシート。

*この日のために用意した、特別な衣装。
これは、この後詳しくご紹介させていただきます。

前置きが長いですが、これも出来るだけ現実に近い私の姿を読んでいる方の妄想の中で見て頂きたい一心からなので、どうかお許しください。

さて、1時間ほどの残業を終え、家に向かって車を走らせる私の頭の中は、帰宅後に行う自虐オナニーのことでいっぱいになっていました。
家に着いた私は、さっそくぬるま湯で砂糖水をつくるとペットボトルの中にイースト菌とともに入れました。
家の裏にある竹藪で藪蚊に目的の場所を刺してもらった後に、納屋で本格的な自虐オナニーを行うつもりだったので、納屋の中の蚊を追い出すために、蚊取り線香を5本置いてきました。

イースト菌の発酵を待つ間に、そそくさとお茶漬けだけの簡単な夕食を済ませ、用意していた衣装に着替えました。
着替えをするため、それまで履いていたショーツを脱ぐと、すでに股間とクロッチの間に粘液の糸を引いてしまうほど、気持ちが高ぶっていました。
ペットボトルの中のイースト菌も発酵を始めており、細かい泡が出ています。
この日のために用意した衣装は、目的の場所だけ藪蚊に刺してもらえるように自分で作ったものです。
作ったといっても、ハサミで穴をあけ、その切り口がほつれないようにミシンでかがっただけのものですが・・・
私が藪蚊に刺されたいと思っている場所は、まずクリトリスと乳首。
そしてその2か所から充分に血を吸ってもらった後に、性器全体と乳房に藪蚊を群がらせたいと考えていました。
それ以外の場所は刺されたくありません。

そこでいろいろと考えて作ったのが、まずは厚手スウェットの上下にハサミで穴を開けたものです。
色は、蚊が寄ってくるといわれている黒を選びました。
スウェットの上は乳房の部分2か所を丸く切り抜き、下は、股間の部分を切り取ってあります。
まずは、これを素肌の上に直接着ました。
その上から、性器だけが露出するようにクロッチ部分を切り抜いてあるロングガードル。
なんでこんな順番で身につけるのかというと、衣類の隙間から藪蚊が入ってきて、余計な部分を刺されないようにするためです。
さらにその上に、クリトリスの部分に直径2センチほどの穴を開けた、サニタリーショーツ。
藪蚊は薄い布なら通して刺してくるので、普通のショーツではクリトリスに集中してくれないのではと考えたからです。
クロッチ部分が、丈夫な防水素材で作られているサニタリーショーツなら、さすがの藪蚊も歯が立たないでしょう。
包皮からクリトリスが充分露出するように、一旦指先で剥いた後、ガードルとショーツを強く上に引き上げて履いています。
おかげで、興奮で充血したクリトリスが、ショーツの穴からツンと飛び出して見えていました。

胸の方は、授乳用にカップ全体を取り外すことができるようになっているブラジャーです。
もちろん、カップの乳首の部分は、丸く切り取ってあります。
それを、スウェトの上から着用しました。ガードル、ショーツは黒を手に入れることができましたが、私の目的にかなうほど乳房を大きく露出する事ができる授乳用ブラジャーの種類が意外に少なかったため、残念ながら黒ではなくピンクになってしまいました。
そして、頭にはつばの広い帽子と、アウトドアショップで買ってきたモスキートネット。
手にはゴム手袋。
足元は、厚手の靴下。

そんな恰好を姿見に移してみました。
傍目には何とも珍妙な格好と写るでしょう。
しかし、これから行う自虐オナニーへの期待で、息が苦しくなるほど興奮していた私には、乳首とクリトリスのみが露出された姿が、とても猥褻に見えました。
そんな自分自身の姿を見ながら、乳首とクリトリスに、たっぷりとイースト菌発酵液を塗りつけました。
すでに敏感になっているクリトリスに塗るときには、痺れるような快感が下半身を満たし、思わず声を漏らしてしまいました。

長靴を履いて、用意した道具一式を入れたトートバックを手に、裏口から外へ出ました。
西の空のうす明りもほとんど消え、すでに藪蚊が活発に動き出す時間です。
これから向かう先は、家のすぐ裏にある竹藪。
夕方以降、人が来ることはまずありませんし、もし来たとしても暗い中歩いてくることはなく必ず車です。
車なら、ライトの光で事前に分かるので、安心してプレイに没頭することができます。
いよいよ待ちに待った自虐オナニーの本番です。

焦らすようで申しわけありませんが、今回はここまでで・・・・・

「藪蚊」(竹藪にて)

裏の竹藪までは、母屋からほんの20メートルほどの距離です。
間には自家用の野菜を作っている畑があります。
その畑を横切っている最中、すでに私の周りを黒い小さな影が多数飛び交っているのがわかりました。
いつもなら憂鬱になる藪蚊たちですが、この時は、とても愛おしいものに思えました。
再度イースト菌発酵液を乳首とクリトリスに塗ると、竹藪に5メートルほど入った場所にシートを敷き、仰向けに横たわりました。
蚊を寄せるために、発酵液の入ったペットボトルのふたを開けたまま、股間に置きます。
ペットボトルの口から流れ出る二酸化炭素が、クリトリスの周りに蚊を集めてくれればと考えたからです。

私は意識をクリトリスに集中させました。
やがて、何かが止まったような感覚がありました。
普段なら蚊に止まられても、その感覚に気がつくことはあまりありませんが、充血して敏感になっている上に意識を集中しているので、蚊が止まるわずかな刺激も感じることができました。
せっかくクリトリスの血を吸いに来てくれた藪蚊を驚かせないように、ゆっくりと体を起こし股間をのぞいてみると・・・・真っ黒な藪蚊が一匹、クリトリスに取り付いて血を吸っている最中でした。

しばらく目をつぶって横たわっていると、やがてクリトリスがむずむずとしてきました。
少し体を起して体を見ると、右乳首に2匹、左乳首に1匹、クリトリスにもまた1匹の蚊が取り付いています。
それだけではなく、多数の蚊が私の周りを飛び交っていました。
私が見ている間にも、乳首やクリトリスの周囲に次々と蚊が取り付いていきました、
クリトリスのむずむずは、強い痒みに変わり、両乳首にもむずむずした感触が走り始めています。

私はそろそろ次の段階に移るころだと思いました。
まず、授乳用ブラジャーのカップを取り外し、乳房をむき出しにしました。
次に、サニタリーショーツを脱ぎ、性器全体を外気にさらしました。
イースト菌発酵液を乳房と性器にたっぷりと塗ります。
陰唇の内側も刺してもらえるように、指で性器を押し広げました。
そんな事をしている間にも、乳房の皮膚に次々と蚊が止まっていきます。
性器にもすでに数匹の蚊が張り付いています。
何もしないで肌をさらしても、こんなに藪蚊が寄ってくることはないので、やはりイースト菌発酵液の効果は大きいものだったようです。

クリトリスの強烈な痒さは、やがて少し痺れたような感覚へと変化してきました。
膣口からは愛液があふれ出し、それが肛門まで伝い流れています。
乳首もむずむず感から、強い痒みへと変わり、いつもの勃起状態より一回り大きくなっているように思えました。
私はクリトリスをなぶりたくなる衝動を抑え、じっと藪蚊たちのなすがままにさせていました。

乳房と性器全体に強い痒みを覚え始めたころ、私はもう十分だろうと思い、ポケットライトを取り出して自分の体を観察しました。
ライトに照らし出された乳房には、うす赤い斑点がたくさんできていてまだら模様になっていました。
もう少し時間が経ったら、もっと鮮やかに赤く腫れ上がることでしょう。
大陰唇の周りは、皮膚の色が濃いので色の変化はわかりづらいのですが、明らかに全体が腫れています。
なにより変化が大きかったのが小陰唇でした。
性的興奮による充血だけでこんなに膨れ上がることはありません。まるで本物の唇のように肥大し大陰唇からはみ出したそれは、溢れ出た愛液でヌメヌメと光っていました。
性器を押し広げて中心をなぞってみると、尿道口の周辺にも強い痒みがあり、小陰唇の内側も何箇所か刺されているのがわかりました。

性器を点検する私の手には、家を出る時にした、家庭用ゴム手袋がはめられたままです。
ゴム手袋をはめた手で触られた感触は、冷たくまるで他人の手のように感じられ、それが私の興奮をさらに高めてくれました。

私は、それまで抑えていた、早く性器をいたぶりたいという強い欲求を解禁しました。
クリトリスを指先で押しつぶし、小陰唇を強く引っ張り、乳首をひねりつぶしました。
乳房を握りつぶし、性器を平手で強く打ち、大陰唇をつねりあげます。
強い痒さと、軽い痛みの相性は抜群でした。
痛みは快感に変換され、敏感な部分をいたぶると、その都度、体の芯を貫くような快感が走ります。

私は責め具の数々を入れているトートバッグから、プラスチックの定規を取り出しました。
仰向けに寝た姿勢で足をM字開脚すると、定規を大きく振り上げ、性器に打ち下ろします。
バシッという音とともに、性器に一瞬の間、鈍い痛みが走ります。
しかし一瞬の痛さの後には、そこから下半身全体に広がるような快感が訪れます。
私は、その強い快感にとうとう我慢することができなくなり、「あうっ」といううめき声を漏らしてしまいました。

バシッ、バシッ、バシッ、バシッ、バシッ、バシッ・・・・・・・
定規が振り下ろされる度に、私は歓喜のうめき声を上げます。
連続する快感とともに、理性の箍が徐々に緩んできました。
最初は理性で抑えていたうめき声が、次第に本能に支配されたあえぎ声へと変わっていきます。
そして、最初の絶頂がやってきました。
「ぎゃううー」
私は野獣のようなうめき声を上げて、体を激しく痙攣させました。

快感の大きな嵐が過ぎ去ったあと、私はいろいろな種類のクリップが入った袋をトートバッグの中から取り出しました。
そして、最初に迷わずに選んだのが、大型の目玉クリップです。
挟む部分の長さが10センチもあるこのクリップは、大陰唇の外側から、性器全体を挟み込むことができます。
私は躊躇することなく、そのクリップで性器を挟みました。
猛烈な痒さに襲われている性器に、クリップの強い圧迫感は、むしろ心地よい刺激でした。
クリップに挟まれた性器は、卑猥な形に変形しています。
続けて、洗濯ばさみでクリトリスを挟みました。
圧迫感とともに背骨を縦に突き抜けるような快感が走り、思わず腰を浮かせてしまいました。
クリトリスを挟んだ洗濯ばさみをは左右にねじると、そのたびに快感が体の芯を突き抜けていきます。
オーガズムを迎えたすぐ後に敏感な部分を刺激したので、あっという間に2度目の絶頂の大波が私の全身を駆け抜けました。

2度目の絶頂を迎えた後、私は性器をクリップで挟んだまま、しばらくの間、放心状態でシートの上に横たわっていました。
その間にも、藪蚊は容赦なく露出された部分に襲いかかってきていました。

やがて我に帰った私は、けだるい体を起こし、性器からクリップを取り外しました。
クリップをはずした後、股間に違和感を覚えた私は、そこをライトで照らしてみました。
性的興奮による充血と、蚊に刺されたことによる腫れで、むくんだようになっていた性器は、クリップを外した後も、股間から独立して大きく飛び出すように盛り上がっています。
思わず声を上げてしまいました。
「あーすごい・・・いやらしい」

私は地面に敷いていたシートをトートバッグの中に押し込むと、一旦母屋に戻ることにしました。
今まで夢中になっていて気が付かなかったのですが、全身汗だらけです。
エアコンが効いた部屋に入り、身につけていたものを全部脱ぎ去り全裸になると、鏡に自分の姿を映してみました。
そこには、異様な姿の自分が映し出されていました。
赤くまだら模様になった乳房。
その先端には、充血と腫れで膨れ上がり、いつもより一回り大きくなった乳首。
そして股間には、いつもなら正面から見ても目立たないはずの性器が、膨張して下に飛び出すように盛り上がり、その存在を大きく主張していました。
そんな自分の姿を見た私は、自身の肉体をもっと責めさいなみたいという強い欲求を覚えました。
鏡に写した自身の異様な姿も見ながら、その場で性器をまさぐりたかったのですが、その場は我慢をしました。

乳房と性器は、イースト菌発酵液のせいでべたべたです。
まずはそれと、全身の汗をいったん洗い流してから、ゆっくり楽しもうと考えたからです。
それに、せっかく納屋に蚊取り線香を置いて準備してあるんですから。

数か所刺されただけだと猛烈に痒く感じる藪蚊ですが、ここまで同じところを集中してさされると、痒さの感覚が麻痺してしまうようです。
もちろん、かなり痒いことは痒いのですが、耐えられないほどのものではありません。
それより、皮膚の感覚がひどく鈍くなっていることに気がつきました。
乳房の皮膚をつねってみても、あまり痛く感じないのです。
それに皮膚にふれてみても、なんだか間にゴムが一枚挟まっているような、鈍い感覚しかありません。
おそらく、この麻痺感が、いつもと違う快感をもたらしてくれるのではないかと思いました。

シャワーを浴び冷静になった私は、これから納屋で行おうとしている自虐プレイのシチュエーションを考えていました。
性器を定規で叩いている音と私のうめき声を聞きつけ、様子を見に来た人にすべてを見られてしまい、私はその人に納屋に連れ込まれて折檻を受ける、というシナリオはすぐに思いついたのですが、その相手をだれにするかでしばらくの間逡巡しました。
いつも宅配便を届けてくれる女性、会社の同僚、見ず知らずの人・・・・
迷った挙句、指名手配をされて山の中に隠れていた女性・・・なんていうのまで想像してしまいました。
そして私を折檻してくれる相手に選んだのは・・・里山をハイキングしているうちに道に迷い、暗くなったころ私の家の明かりを頼りに降りてきた女性・・・という設定です。

納屋は退廃的な雰囲気があり、気分が盛り上がるので、自虐プレイを行う場所として、私のお気に入りです。
ですから、そこにはプレイの小道具が数多く置いてあり、さらに、自身が責められている姿を眺められるよう、3台の姿見も置いてあります。

私は、全身に虫よけスプレーをかけ、乳房と股間の部分に穴の開いたスウェットの上下のみ身につけると、責め具の入ったトートバッグを持って外に出ました。
プレイのシチューションとシナリオを考えていた私の中では、再び欲情の火が大きく燃え上がり、膣から溢れ出た愛液が太腿を濡らしていました。

一旦竹藪に向かった私は、シートを地面に敷き、性器に仰向けになり性器を目玉クリップで挟んだ後、大きく一息ついてからシナリオをスタートさせました。

ここから先は、女性に責められる自分自身を妄想しながら、独り芝居を演じています。
でも、責める側の女性は私の分身。
もし私が責める側になったら、おそらく同じような行動、そして反応をするのではないかと思います。

ここから先、お話の流れ通り女性に折檻されている私。
そして、その妄想の世界を演じるために、姿見を見ながら自分の体を自身で責めている私・・・・この両方の様子を想像して頂けると嬉しいです。

私が2度目の絶頂を迎えた直後、闇の中からいきなりライトで照らされました。
「あなた・・・いったい何してるの?」
女の人の声でした。
私は心臓が口から飛び出そうなほど驚き、あわてて性器を挟んでいたクリップを外しました。
「遅いわよ・・・・あなたが定規を使って、なんかスケベなことをしているところから全部見ちゃったわ」
その女性は、地面に置いてあるトートバッグの中を、ライトで照らして中身をみると、こちらからは顔がよく見えないにもかかわらず、雰囲気だけでとても好色そうな笑いを浮かべているのがわかりました。
「あなた、面白いものをバッグに入れてるのね」

女性はいきなり行動を起こすと、強引に私が身につけている物、すべてを剥ぎ取りました。
私は、自分の秘密を見られた恥ずかしさの余り、一切の抵抗をすることができませんでした。
全裸に剥かれた私は、突き飛ばされるようにしながら歩かされ、家の前の庭に出ました。
家から漏れる薄明かりの中で、初めてその女性の姿をはっきりと見ることができました。
ハイキングの恰好をした女性です。
年のころは、40前後というところでしょうか。
闇の中で感じたとおり、その顔には、好色そうな薄ら笑いが浮かんでいました。

その女性は、周りを見回すと納屋に目を付けたようでした。
私は強引に手をひかれ、納屋の中へ連れ込まれました。
納屋の明かりが付けられ、私の体の異変が白日のもとにさらけ出されました。
乳房が赤くまだら模様に腫れ、さらに股間が異様な形に膨れ上がった私の体を見た女性は、驚きのあまり大きく目を見張りました。
「竹藪でおまんこをいたぶっているのを見て、とんでもない変態女だとおもったんだけど・・・・・・あなた、なんて事してたの」
竹藪での私の異様な格好が、何を目的としたものだったのか、はっきりと悟ったようです。
「スケベな場所を蚊に食わせて・・・それって気持ちいいの?」
女性の息遣いが荒くなっているのが分かりました。

私には、同じような趣向を持つ者同士でしかわからない直感で、その女性がサディストとマゾヒストの両面を持っていることが分かりました。
おそらく、相手も同様のことを感じ取っていることでしょう。
「あなたみたいな変態見たことがないわ・・・・きついお仕置きが必要ね」
トートバッグに入れられていた責め具が、納屋の土間にぶちまけられました。

続きはまた次回・・・・

「藪蚊」(納屋で妄想折檻)

ここから先、私を折檻するハイカーの女性を「女」と呼ぶことにします。

私はこれから何をされるかわからない不安と期待感が入り混じった、複雑な気持ちで折檻が始まるのを待ちました。
女はしばらくの間、土間に広げられた責め具の数々を見ていましたが、いきなり私の両乳房を鷲掴みにしてきました。
乳房を握る手には、一切の手加減が加えられていませんでした。
普通の状態でこれだけ強く握られたら、思わず悲鳴をあげてしまうほどの痛みがあるはずですが、感覚が鈍くなっていてしかも強い痒みがある乳房にとって、苦痛より快感の方が勝るものでした。

しかし肉体的な快感とは別に、初対面の女にいきなり乳房を乱暴に扱われたという被虐感が、私の欲情を燃え上がらせていました。
そんな様子が私の表情に現れたのでしょう。
「おっぱいを乱暴に掴まれて感じてるの?・・このドスケベ」
女はさらに乳房を捻じり上げてきました。
「ひぃー」
私は、思わず声を上げ、腰をくねらせました。
しかしそれは苦痛の叫びではありません。
歓喜のあまり、思わず出てしまった叫びでした。
女の息遣いがさらに荒くなり、右に左にと乳房を強く捻じり続けました。
さすがに強い痛みがありましたが、燃え上がった欲情が触媒となり、その苦痛はより大きな歓喜へと変わっていました。

しばらくの間、女の手による乳房へのいたぶりが続きました。
激しい乳房もみの後には、平手で何度も打たれました。
打たれる度に乳房は大きく震え、私は苦痛と歓喜の両方から来るうめき声を漏らしました。
さらに、乳房が変形して引きつったようになるほど乳首が上に引っ張られ、そのまま左右に揺さぶられます。
「スケベ女・・・どう・・・気持ちいいの?」
その問いかけに、私は思わず頷いてしまいました。
「そう、気持ちいいのね・・・おっぱい乱暴にされて、気持ちいいのね」
そう言った時、女には満足そうな表情が浮かんでいました。

女は、私の歓びを自分の事のように感じているみたいでした。

女は私の乳房を開放すると、再び土間に広げられた責め具を物色し始めました。
さらに、納屋の中を探索し始めました。
私は立ったまま、女の様子を見守りました。
棚に載っている物、引き出しの中、農機具の修理に使われていた工具や工作台、そして古い農具。
女は興味を引かれたものを時々手に取って見ています。
やがて、私が自分で作ったカーテンが掛けてある棚の前に立ちました。
そこには、私が自身を責めるために使っている道具が並べてありました。
私はドキドキしながら、女の手がカーテンにかかるのを見守りました。

そこに並べてあるものは、普通の人が見ればただの雑多なものにしか見えないでしょう。
しかし、私のような性癖の者にとっては、快感をもたらしてくれる道具の数々です。
思ったとおり、女にもそれが何に使われている物か、すぐに分かったようです。
「あなた・・・・いつも、これを使って楽しんでいるのね?」

女はしばらくの間、私の責め具の数々を眺めていましたが、やがて幅3センチ、厚さ1センチ、長さ40センチほどの細長い板と、赤いD字型のクランプ二つを手に取りました。
「そこに跪きなさい」
私は、作業台の前にひざまずかされました。
「もっと台に寄って・・・・おっぱいをその上に乗せて」
私は板とクランプを使って、これからどのような責めをされるか悟りました。
女は私の想像通り・・・・いえ、私の期待通りのことをしてくれました。

乳房の上に板が乗せられました。
クランプが作業台と板の両側にセットされます。
クランプが徐々に締め上げられていきました。
板の外にはみ出している乳房が変形し始めます。
締め上げられて乳房の内圧が上がるにつれ、その皮膚はパンパンに張り乳輪が大きく盛り上がります。
乳首にも血液が集まり、さらに大きく勃起しました。
乳房の内圧が上がった痛さと、強烈な痒さが融合して、今までに自分自身で乳房を責めたときには経験したことがない感覚です。
乳房が張った感覚と痛痒さが入り混ざり、さらに、他人の手によって乳房に卑猥な折檻を加えられているという被虐感から、私の性的興奮はさらに大きく高まり、愛液が大量に分泌され腿の半ばまで垂れ落ちてきていました。

「きれいよ・・・・とてもきれいなおっぱい」
女は、パンパン張った乳房を愛おしそうな表情でなでまわし、乳首を指先で転がしました。
「もっときれいにしてあげる」
両乳首に、タコ糸が巻きつけられました。
乳首から延びたタコ糸の端には輪がつくってあります。
作業台の上の梁に、3ミリほどの太さの細引きが掛けられました。
両端にナスカンが取り付けられています。
さらに棚から鉄アレイが持ってこられ、作業台の上に置かれました。
100円ショップで売っている安物ですが、500グラムと1キロものを大量に買っておいてありました。
すべての鉄アレイには、私の手によって端に輪を作った紐が取り付けられています。
「こんな用意をしているなんて・・・いつもどんな事をして遊んでるの?」
女は嬉しそうでした。

梁から下がった細引きに、乳首から延びているタコ糸が取り付けられました。
細引きの反対側に取り付けられているナスカンに、最初の鉄アレイがセットされました。
500グラムの鉄アレイ。
しかし、乳首がほんの少し上に引かれた感覚があっただけで、硬く張った乳房は全く形を変えませんでした。
「あら、少なすぎたみたいね・・・・じゃあこんどは・・・」
女は1キロのものを二つ追加すると、少し上に持ち上げました。
そして、私の顔を見てニヤッと笑うと、いきなり手を離しました。
2,5キロの重さが、30センチほど落下します。
乳首に、いきなりぐいっと引っ張られる衝撃と軽い痛みが走りました。
しかし痛みと同時に、乳首から体の芯を走り抜けるような快感が・・・・
「あうっ」
私は思わず叫び声を上げました。
「まだよ」
次々にアレイが追加されました。
細引きを梁に回しているので、乳首にかかる重さは半分になっているはずですが、秀吉の旗印についている千成瓢箪のようにぶら下げられたアレイの重さで、乳房全体が大きく上に引っ張られています。
乳首の根元も、細長く伸びてしまっています。
赤くまだらになった乳房が圧迫されてさらに変色し、押しつぶされ、引っ張られ、まるで別の生き物が自分の胸に取り付いているようでした。
張りつめた乳房を無理やり引っ張っているので、痛みも増します。
しかし、痛みより、自分の変形した乳房を目の当たりにする精神的快楽の方が勝っていました。
「すごい・・・いやらしい・・・・」
自分の乳房を見た私は、おもわずそんな言葉を口にしていました。
「そうよ・・すけべなあなたには、いやらしいおっぱいがお似合いよ」

女は縄を手にしました。
「こんどは、おまんこを虐めてあげる・・・・・それを待ってたんでしょ?」
私は、こくりと首を縦に振りました。
実は女に乳房を鷲掴みにされた時から、性器を弄りたくてずっと悶々としていました。
女は白い綿の縄を手にすると、私の腰に巻きつけました。
後ろの方から前に回し位置を確認すると、性器に当たる部分に結び瘤を3か所作りました。
その時、愛液が外にまで溢れだしている性器が女の前にさらけ出されました。
「あらあら、すごい事になってるのね・・・すけべな汁が外に出ないように、蓋をしてあげる」
女は指で私の陰唇を大きく開くと、結び瘤の部分をそこに押し当て、その端を腰に掛けられた縄に通しました。
さらにその縄の端を梁に掛けると、別の縄を腰に巻かれている縄の前の部分に通します。
股間に回された2本の縄がクリトリスの少し上の部分で一旦結ばれ、大陰唇を両側から挟むようにすると、肛門のあたりでもう一度結ばれ、腰縄の後ろ側に通されました。
後ろに通された縄がググッっと強く引かれました。
大陰唇が両側から圧迫され、ぐいっと盛り上がったのが分かります。
その瞬間、クリトリスに心地良い刺激が走りました。
「あうー・・・いい」
私は喜びの声を上げました。

性器の割れ目を通されている縄の結び目が、両側から強く圧迫されています。
膣に何か物を入れている時の充満感とは異なる、なにか不思議な感じの充満間がありました。
膣の前に、もう一つ空間ができて、なにかがそこに詰まっている感じと言ったらいいのでしょうか。
今までも、同様のプレイをしたことがありますが、充満感というものはありませんでした。
おそらく、藪蚊に刺されて陰唇のボリュームが増したことと、感覚が鈍くなっているのが理由だと思います。
大陰唇を締め上げている縄が腰の後ろに結び付けられました。

私は性器への刺激を渇望して、私は腰をくねらせました。
女は、性器の中心を通された縄の端を手に、私のそんな様子をじらすように見ています。
私は懇願の目を女に向けました。
「どうしてほしいの?・・・・言って御覧なさい」
「縄を・・・縄を引いてください」
女は欲情でとろんとした目付きで私の様子を見ながら、ほんの少しだけ縄を引きました。
クリトリスにその動きが伝わりますが、私が求めているのはもっと強い刺激です。
私は、激しく腰をくねらせながら懇願しました。
「もっと・・・もっと強く引いてください」
女の眼に残忍な光が宿りました。
女は、股縄の端を自分の手首に巻きつけると、いきなり自身の体重をその縄に託すようにして強く下に引っ張りました。
次の瞬間、私の体は股間を支点に上に大きく引き上げられました。
いきなり性器に加えられた強い衝撃に耐えられず、私は思わず立ち上がろうとしました。
今度は、作業台に板で固定されている乳房に、引きつれるような痛みと、内圧の上昇で乳房全体が破裂するような苦痛が走りました。
「うぎゃー」
私は苦悶の叫びを上げました。

女は容赦なく縄を引き続けます。
乳房の苦痛を避けるため、私は自身の体重を使って、体が上に上がらないよう耐えました。
しかし、女の体重を受け止めているのは、私の性器。
しかも敏感な粘膜の部分です。
大量に分泌された愛液が潤滑剤の役割をはたしていてくれるので、縄の摩擦によるダメージは防いでくれているようですが、強く引き上げられる刺激はそのまま受け止めなければなりません。
中でも恥骨の痛みは、かなり強いものでした。
しかしそのような苦痛の中、刺激を待ち続けていたクリトリスは強い快感に包まれ、下半身の奥深くには何かが収縮するような、そして苦痛を麻痺させてしまうような快感がありました。
私の表情は、苦悶から快楽を享受するもののそれに変化していました。

女は私の表情の変化を見ると、強く引いていた縄の力を弱めました。
そして今度は、私に快楽を与えるのが目的であるかのように、縄を引く力を強くしたり弱めたりしました。
愛液ですべりが良くなった縄が、小陰唇の内側のデリケートな粘膜をこすり、クリトリスを刺激します。
気がつくといつの間にか、女は自分のスラックスのベルトを外し、片手をショーツの中に差し入れていました。
その指先はもぞもぞと動かされ、性器をまさぐっているのが分かりました。

女の手に握られた縄の刺激に合わせ、私は純粋に性的快感を楽しんでいました。
乳房を締め上げられる軽い痛みは、快感を増幅させるエッセンスになっています。
高まりは間もなくやってきました。
そして、その高まり頂点に達すると、雪崩を起こしたかのような衝撃が全身を貫きました。
下半身全体が繰り返し収縮するような強い快感が私を襲い、私の体は激しく波打ちました。
あまりの快感に体が崩れ落ちそうになりましたが、作業台に固定された乳房に自身の体重が掛かり引きつれるような痛みが走ったことで我に帰りました。
私は、乳房に負担がかからないよう姿勢を正しましたが、縄を使った私の性器への刺激はまだ続いていました。

2度目の絶頂は、すぐにやってきました。
最初の絶頂より大きな波が私を襲います。
快感のあまり、少し意識が遠のくような感じがして、体の体制が崩れます。
再び乳房の痛みで我に返った私は、引き続き縄の刺激に応えなければなりません。
霞んだ思考の中でもうお終いにしてほしいと思いながらも、肉体の方は性器への刺激を受け入れていました。
3度目の高まりがやってきました。
自分の性器を弄っている女の指の動きが速くなっています。
私が絶頂を迎えると、ほぼ同時に女も歓喜のうめき声を上げました。

女は床に座り込み、私も作業台に寄りかかってそこに体重を預け、しばらくの間、快感の余韻のけだるい時間を過ごしていました。
やがて女がのろのろとした動作で立ち上がると、私の乳首を引っ張っていたタコ糸と乳房枷を外してくれました。
戒めから解かれた乳房に平常通りの血流が戻るにつれ、体全体が軽くなるような感覚を覚えました。
過酷ないたぶりを加えられた後の乳房には、鈍い痛みが残っています。
しかしジンジンとするその痛みは、快感の余韻の延長線上にあり、決して不快なものではありませんでした。
乳房を解放された私は、快楽を貪った後の疲労で、そのまま床に崩れ落ちるように横たわってしまいました。
そして、そのままウトウトと・・・・・

気がつくと、股縄を掛けられたままの私を残し、女の姿は消えていました。

「藪蚊」(納屋で実際の私)

納屋の中で私は妄想の中に遊びながら、実際にはこんな事をしていました。
(納屋で妄想折檻)とは、内容や手順が少し異なっています。
すべて一人でやることなので、妄想通りの手順を踏むことが難しい場合があります。
ですから、妄想と手順が違っている部分は、私の独り芝居の幕間だと思ってください。
それに妄想の中での肉体的限界と、現実的な限界は違います。
そんな色々な理由から、妄想そのままには実際のプレイが進んでいないことをご理解いただければと思います。

私は、穴のあいたスウエットの上下を身につけると、攻め具の入ったトートバッグを手に、裏の竹藪に入りました。
妄想のスタートです。
竹藪の中で、着ている物を脱ぎ去り全裸になると、そのままよろよろと母屋の前まで歩いていきます。
母屋から漏れる明かりで、トートバックの中に追加で入れてきた手鏡を使い、自分の乳房と性器の変形を改めて見ました。
手鏡を地面に置いて跨いでみると、そこには薄明かりの中に異様に盛り上がった性器が写し出されていました。
しかも、全体が愛液でヌメヌメと妖しく光っています。
私は、その場で性器をまさぐりたくなる衝動を、かろうじて抑えました。

納屋に入った私は、トートバッグの中身を土間に広げました。
責め具の数々を見ているだけで、股間が心地良い痺れ感で疼きます。
正面に姿見を置いて乳房と性器が変形した自身の姿を眺めていた私は、その卑猥な姿に激しい欲情を覚えていました。
たまらなくなり、両手で乳房を強く握りしめます。
感覚が鈍くなり、しかも強いい痒みに襲われている乳房を強く握った事による痛みは、苦痛ではありませんでした。
むしろ痛みがスパイスとなって、大きな快感が体の芯を貫きました。
普段なら乳房を自分自身で愛撫しても、精神的な高ぶりを覚えることはあっても、肉体的な快感はあまり大きいものではありませんでした。
しかし、数え切れないほど藪蚊に刺され、皮膚の感覚が少し麻痺している乳房に、痛みを感じるほどの刺激を与えると、色々な感覚が入り混じり、下半身がキュッとしてしまうような快感が走ります。
私はさらに乳房を左右に掴んだまま捻じり上げました。
その都度、強い痛みとともに訪れる快感に、身をくねらせました。

しばらくの間、乳房を強く掴んで弄んでいましたが、新たな刺激を求めて、今度は平手で強く打ってみました。
強い痒みのある皮膚を叩くと、ジーンと少し痺れるような感じの痛みと、痒い部分を刺激する心地良さ、それに胸元から下半身にかけてゾクゾクとするような快感が入り混じります。
何回か大きな音が出るほど乳房を叩いた後、さらに乳首をいたぶりました。
乳首という極めて限られた場所を何箇所も蚊に刺させているので、ぷっくりと腫れあがり、指先でつまんだ感触が、普段触れている自分自身の乳首とは思えないような感触でした。
少し熱を持っているようで、いつもより少し熱く、しかも硬さの感触も違っていました。
しばらく指先で転がしていると、痒いところを刺激する快さと性的な快感とが入り混じりさらに固さを増して、まるで柔らかいビー玉をもてあそんでいるような感じになりました。
強く引っ張ると、赤くまだら模様になった乳房が妙な形に変形し、ますます卑猥な感じになりました。
そんな自身の姿を鏡で目の当たりにし、私の欲情はさらに高まりました。

私は作業台の前と横に姿見をセットすると、床に広げられている責め具の中から、何本かの縄とタコ糸を拾い上げました。
さらに責め具を置いてある棚から板とクランプ、紐のついた小型の鉄アレイを大小10個ほど、それとナスカンを取り出しまし、作業台の上に置きました。

ます性器に結び目が当たるように調節した股縄を掛けると、その端を梁に掛けました。
母屋を出る時から、肉体は敏感な部分への直接的な刺激を求め続けていました。
それにも拘らず、ずっとそれを我慢していたので、陰唇を割ってそこに結び目を当てた時には、体に電流が走ったような快感が突き抜けました。
しかし性器はもっと強い、そして持続的な刺激を求めています。
一瞬の快感はむしろ生殺しといった感じで、性的刺激に対する欲求はますます強いものになっていきました。
でも、いま我慢することで、後でさらに強烈な快感を得ることができます。
これも前戯の一つと思って、性器をまさぐりたくなる衝動をぐっと我慢しました。
次に両端にナスカンを付けた3ミリほどの太さの紐を梁に掛けました。
そして両乳首をタコ糸で縛ると、紐につけられたナスカン一つに取り付けました。
普段の乳首は乳輪の中に半分埋もれていて、タコ糸をつける前に十分刺激して勃起させないとしっかり巻く事が出来ないのですが、この日は蚊に刺された腫れのおかげでそのままでもきっちり巻きつける事が出来ました。

私は作業台の前に跪くと、乳房を台の上に乗せました。
棚から持ってきた細長い板を乳房の根元にあてがうと、その両端と作業台を挟むようにクランプをセットしました。
左右のクランプを交互に締めあげます。
乳房が徐々に押しつぶされ、その先端に血が集まり色も変わり始めました。
内圧の高まりとともに、鈍い痛みが乳房全体に広がります。
鈍い痛みと強い痒さが混じった感覚は、今までにない新鮮なものでした。
やがて押しつぶされた乳房の内圧が、我慢できる限界まで高まりました。
板からはみ出した乳房はピンと張りつめ、赤黒く変色したその皮膚の表面は鈍い光沢を放っています。
内圧が限界まで上がった乳房を手で押すと、強い痛みが走りました。
正面の鏡を見ると、作業台に固定されている異様な形と色になった乳房の奥に、激しい欲情で目をトロンとさせ口を半開きにした私の顔が写っています。

私は500グラムの鉄アレイを取り上げると、乳首に結び付けられた糸から延びている紐の端のナスカンに取り付けました。
それだけでは、乳房の圧迫と蚊に刺された痒みで感覚が鈍くなっている乳首には、ほとんど刺激がありませんでした。
さらに1キロのものを二つ追加し、少し高い位置から落とします。
乳首がクンと引っ張られ、軽い痛みが走りました。
その痛みと同時に、乳首から体の芯を駆け抜けるような快感が・・・・
私はこらえきれずにうめき声を上げました。

私は作業台に乗せられた鉄アレイを次々ナスカンに取り付けていきました。
その数が増えるにつれ、まず乳首が上を向き、やがて張りつめた乳房がしぶしぶと梁に向けて引き伸ばされていきます。
引っ張られることで乳房の内圧が上がり痛みが増しましたが、まだ耐えられるレベルでした。
乳房をいたぶっているという行為に対して激しい興奮を覚えているので、我慢できる範囲で痛みが増すことは、かえって欲情の炎に油を注ぐ形となりました。

激しい欲情にも拘らず、快感を得るための直接的な刺激を我慢させられていた肉体は、すでに欲求不満の限界に達していました。
私はフィニッシュを迎えるための準備を始めました。

作業台の上から一本の縄を手にすると、二つに折りおよその目安で結び目を2か所に作りました。
それを腰縄の後ろに一回巻きつけるようにして固定します。
乳房が作業台に固定され、不用意に動くと痛いので、この作業はかなり大変です。
自然と上半身が固まったような姿勢のまま、縄のセットをしなければなりませんでした。
後ろに固定した縄を股間に通し、腰縄の前に通しました。
最初にセットした股縄の端をいったん引き、小陰唇の内側に強く密着させると、それが緩まないように縄の端を口でくわえます。
股縄を引いたとき、肉体が当然の反応を示しました。
待ち望んでいた性器への直接刺激。
体がビクンとするほどの強い快感が、腰から背骨にかけて走り抜けました。
背中がのけぞり、乳房が引っ張られました。
「ぎゃ」
乳房に激しい痛みを感じました。
涙が出るほどの痛みでした。
その痛みの後、作業台に体重を預けてしばらくの間、気持ちを落ち着かせる必要がありました。

フィニッシュを迎えるための作業を再開します。
こんどは慎重に・・・・
再び股縄を引いてその端を口に咥えると、あとで腰縄にセットした縄の股間の部分を二つに割り、大陰唇が挟まるようにしました。
そしてそれを強く前に引くと、腰縄の前で結び固定しました。
性器の割れ目を通されている縄の結び目が、両側から強く圧迫されています。
膣に何か物を挿入している時の充満感とは異なる、なにか不思議な満たされ感がありました。
触って様子を確認してみると、蚊に刺されることでボリュームを増した陰唇が、完全に最初に通した股縄を覆い隠していました。
さらに鈍くなった皮膚感覚と強い痒さが良い具合に作用し、陰唇の外を通された縄と中に閉じ込められた結び目に挟まれた圧迫感で、性器全体にムズムズするような連続的快感がありました。

私は深呼吸すると、股縄の端を引きました。
潤沢に分泌された愛液が潤滑剤になって、陰唇の間を通された縄の結び目がヌルッっと動きます。
私は大きく口を開いて、待ちかねていた強い快感に耐えました。
その時私の下半身は、歓喜のあまり小刻みに震えていました。
数回軽く縄を引っ張り、結び目がクリトリスに優しく愛撫するのを楽しんだ後、私は思い切り強く縄を引きました。
結び目がズルズルと動き、クリトリスの上を乱暴に駆け抜けました。
クリトリスから体の中心に向けて、激しい爆発が起こったような強い快感が私を襲いました。
私はその快感に耐えきれず、思わず立ち上がろうとしてしまいました。
次の瞬間、乳房が破裂してしまうような激しい痛みが走りました。
「うぎゃー」
あまりの痛みに、叫び声をあげてしまいました。
その後しばらくの間、体を震わせながら痛みの余韻が去るのを待ちました。

さすがに乳房を強く締め上げたままでフィニッシュを迎えることができないと思った私は、クランプのねじを緩めました。
強い圧迫から解放された両乳房には、何かが流れ込んでくるような感覚がありました。
乳房を抑えつけていた板から解放された後も、私の妄想の中ではまだ作業台に乳房が固定され、圧迫されたままの状態です。
私は作業台に乳房を乗せました。
乗せたといっても、乳首に巻かれたタコ糸の先には、まだおもりがぶら下がったままです。
実際には、作業台に胸をつけ、乳房全体が大きく上に引かれているという格好になりました。

気を取り直して股縄の端をとると、思い切り強く引きました。
縄に圧迫された恥骨の痛みがありましたが、それをはるかに上回る快感が全身を駆け巡ります。
乳房の束縛から解放された私は、全身を大きくうねらせながら、その快感を受け止めていました。
快感の高まりに合わせて、縄を引く力を強めたり弱めたりします。
最初の絶頂がやってきたとき、おそらく何か叫び声をあげていたと思います。
しかし、快感のあまり頭の中が真っ白になってしまっていた私に、その時なんと叫んでいたかの記憶はありません。

快感の大きな波が去った後、私の性器はさらに刺激の続きを要求していました。
作業台に突っ伏していた私は、のろのろと起き上がると再び股縄を引きました。
ゆっくりゆっくりと・・・
引く力に強弱をつけ・・・
2度目の絶頂はすぐにやってきました。
股間全体が収縮するような快感。
快感の波に合わせて、体がビクンビクンと大きくはずみます。

私の肉体は貪欲でした。
2度目の嵐が過ぎ去ったあと、私は乳首に巻かれているタコ糸を取り去り、股縄も梁から外しました。
しかし、陰唇の間にはまだ結び目の部分が飲み込まれたままです。
私は土間に仰向けに横たわると指先で結び目を探り当て、それが陰唇内部をこするように動かしました。
クリトリスの上を結び目が順番に通り過ぎ、何度も前後します。
次第にその動きが速くなりました。
体が海老のように仰け反りました。
3度目の絶頂です。
まるで断末魔の痙攣のように、下半身に縄をまとった裸身が土間の上を跳ねまわります。

津波のような快感が過ぎた後、私は体を動かすことができませんでした。
そして、快楽を貪った後の心地よい疲労の中・・・・
いつの間にかウトウトと・・・・・

「藪蚊」(母屋に戻って)

納屋の土間に横たわり、快楽の余韻の中にまどろんで私は、いつの間にか眠りに落ちていました。
目を覚まし、ぼんやりした頭のまま起き上がるり周囲を見回しましたが、ここがどこか、すぐには分かりませんでした。
やがて、股間に巻かれたままの縄と乳房に残る鈍い痛みで、ここで何をしていたか思い出しました。
私は下半身の戒めを解くと、全裸のままよろよろとした足取りで納屋の外に出ました。

母屋に戻り玄関の鏡に写った自分の姿を見て、そのあまりのひどさに驚いてしまいました。
土間に横たわって寝てしまったので、半身が薄黒く泥で汚れています。
腰の周りには、くっきりと縄の後。
赤くまだら模様になった乳房。
性器の腫れも残っていて、正面から見ても大きく盛り上がったまま。
髪はボサボサで目の下には隈ができていました。
時間はすでに夜中の3時。
私はまず風呂場に行き、熱いシャワーを浴びました。
熱いお湯の刺激で、次第に意識がはっきりしてきました。
頭の中がすっきりすると、納屋で繰り広げられた痴態の数々が走馬灯のように蘇ってきます。
自分が行ったプレイを反芻するにつれ、下半身がジュンと熱くなるのを感じました。

体が温まり血行が良くなってくると、藪蚊に刺された場所に痒みが戻ってきました。
さらに乳房の芯の痛みが先ほどより強くなり、しかも少し熱を持っているようです。
少々、乳房へのいたぶりが過ぎたようです。
おそらく、蚊に刺されて感覚が少し麻痺していたので、許容範囲を超えて強く締め上げてしまったのでしょう。
乳房の中が炎症を起こしてなければいいのですが・・・・・
少しだけ反省してしまいました。

さっぱりした体に、清潔な衣服を身に付けた私は、ひどく空腹なのに気がつきました。
そういえば帰宅後、軽くお茶漬けを食べただけです。
それに、土間の上で寝てしまったので体の節々が痛く、全身が気だるい感じでした。
私は軽い食事をとった後、藪蚊にひどく刺された部分にかゆみ止めの薬を塗り、さらに乳房を上下から挟むように消炎剤の湿布を貼りました。
そして、一応一通りのケアをした後、横になって休むことにしました。

柔らかい布団の上に横たわり、意識を静めて眠りに就こうとしましたが、頭の中には納屋での快楽のシーンが次々に浮かび上がってきます。
しかも、いつもならそれが存在していることさえ忘れている体の器官が、股間で強く自己主張していました。
まだ腫れが引いていない性器は、股間に異物感をもたらしています。
かゆみ止めを塗ったといえ、疼くようなムズムズ感があり、爪を立ててかきたいという欲求もあります。
その二つがあいまって、性器の存在感がどうしても自分の意識から去ってくれません。
しかも局部のむずむず感は、性的な感覚も刺激してしまいます。
そんな訳もあり、肉体が休養を欲しているにも拘らず、次第に意識が高ぶってきてしまいました。
私は軽くオナニーをして気分を落ち着かせようと思い、股間に手を這わせました。

数分の間、指先がクリトリスを愛撫する感触を楽しんだ後、オーガズムを迎えました。
私は、オーガズムの波が去った後のけだるい気持ち良さの中で眠りに就こうとしましたが、この日はいつもと違っていました。
オナニーで血流を増した性器には、再び強い痒みが戻っていました。
強い痒みは、私の性的な興奮をさらに高めてしまったのです。
眠ろうと努力するほど、色々な妄想が頭の中に浮かんできました。
しばらくの間、布団の上で悶々とした時間を過ごしましたが、やがて我慢が限界に達しました。
私は性的欲求を満たすため、布団から起き上がりました。

私は全裸のまま足にサンダルを引っ掛けると、納屋に戻りました。
土間に放置されたままになっていたハンドマッサージ器を拾い、奥からドラムに巻かれた延長コードを持ってきました。
ドラムからカラカラと延長コードを引っ張りだし、納屋の外に出ます。
30メートルの延長コードをすべて引き出し終わると、家に通じる通路まで届きました。
車が通る舗装道路までは少し離れていますが、ここも一応立派な道。

延長コードにハンドマッサージ器のプラグを差し込み、そのスイッチを入れました。
ブーンという低く唸るような音が、闇の中に響きます。
私は舗装道路のある方向に体を向けると、ハンドマッサージ器を股間にあてがいました。
腫れあがった陰唇が、マッサージ器の振動に合わせてぶるぶると震えます。
自分自身をじらすように、クリトリスにはまだ直接当てません。
全体に痒みが残っている性器に、マッサージ器の振動はとろけるような快感をもたらしてくれました。
さらに、道の真ん中で淫秘な行為を行っているという背徳的な気持ちが、快感を増幅してくれました。
すでに性的な刺激には敏感になっていたので、ものの数分もたたないうちに、クリトリスに直接マッサージ器を当てていないにもかかわらず、絶頂の波が襲いかかってきました。
私はひざから崩れ落ちそうになるのをこらえながら、快楽の波に身悶えしていました。

マッサージ器を一旦離して少しの間息を整えたのち、今度は直接クリトリスに押し当てました。
下半身全体が収縮してしまうような快感がいきなり襲ってきました。
私はその快感の強さに耐えきれず、思わず前屈みになってしまいました。
体をくの字に折り曲げたまま、その快感に耐え続けます。
そして2度目の大波がやってきました。
今度はさすがに立ったままでいる事がかなわず、地面に手を付いてマッサージ器を取り落してしまいました。
マッサージ器が地面にふれてジジジッという音を闇夜に響かせている中、私は四つん這いになって体を大きく震わせていました。

興奮がピークに達した私は、膣に何かを挿入したいという強い欲求を覚えました。
私は道路の真ん中にお尻を付いてペッタリと座り込むと、人差指と中指を陰唇の割れ目に滑り込ませました。
そこはもう充分すぎるほど潤っています。
指が2本、するりと私の体内に飲み込まれていきました。
体内には侵入した指は、そこで暴虐の限りを尽くします。
ピストン運動を繰り返しながら、かき回し、内壁をこすり、さらにはじらすように時々膣から外に出されます。
そうやって、何度も出たり入ったりを繰り返した指は、やがて連続的に内部を刺激し始めました。
さらにもう一本・・・・親指が参加してきます。
親指は膣内の2本の指と連動して、クリトリスを押しつぶすようにこねくり回しました。

絶頂を迎える直前、私は足を大きく開いたまま、地面に仰向けに横たわりました。
視界いっぱいに夜空が広がった瞬間、体全体が硬直するような衝撃が走りました。
大きく開いていた足はまっすぐピンと伸び、まるで釣りあげられたばかりのカツオのように体が跳ね上がりました。
快感の発作は何回も続きます。
私は、地面の上で何度も跳ねるようにしながら、強烈な快感の波に酔っていました。

再び起き上がる事が出来るようになるまで、少し時間が必要でした。
がんばって起き上がると、全身を快い倦怠感が満たしています。
延長コードの端とマッサージ器を手に、ふらふらと納屋の方に戻りました。
もうコードをドラムに巻きつける気力など残ってはいません。
私は手繰り寄せて半分絡んだようになってしまった延長コードとマッサージ器を土間の上に放置すると、おぼつかない足取りで母屋に帰りました。

道路に横たわってしまったので、背中がかなり汚れているようでしたが、もうシャワーを浴びるのも面倒臭く、タオルを濡らしてさっと拭いただけで布団の中に潜り込んでしまいまいた。
満足感の中で、睡魔は即座に私を眠りの世界に導いてくれました。

翌朝・・・・少し寝坊をしてしまいました。
本当なら最初にお風呂に入って体の汚れを落としたかったのですが、まずは竹藪の中に置き去りになっているスウエットとシートを取り込み、納屋の中に散乱したままになっている責め具や延長コードを片付けました。
竹藪に残されたスウエットや納屋の散乱ぶりを見ると、その時の事が思い出され一人で赤面してしまいました。

軽い自虐を取り入れてオナニーを楽しむのは、別に珍しい事ではありませんが、この時のように事前に準備までして過激な自虐プレイを楽しむという事は、そんなに頻繁にできる事ではありません。
過激なプレイに及ぶときは、生理的欲求の高まりや、何かきっかけがあったというような理由から、性的な躁状態になっているときです。
ですから、昨夜のように激しいプレイをする時の精神状態は、けっして正常なものではありませんでした。
そんな訳で、完全に我に帰ってしまっている翌日、自身の狂乱の跡を目の当たりにしてしまうと、顔から火が出るほど恥ずかしい気持ちになってしまいます。

最後に、激しいプレイを終えた後の体の様子についてお話しします。
普通の蚊より強力な藪蚊でも、普段なら数時間で痒みがとれ、赤くなった跡も一日か二日で判らなくなりますが、同じ場所を集中的に刺されたせいでしょう・・・少し痛痒い感覚が数日間しつこく残っていました。
さらに乳房に残された赤いまだら模様が完全に消えて判らなくなるのに、1週間以上もかかってしまいました。
また、炎症を心配していた乳房ですが、幸い翌日には熱っぽさも痛みも完全に消えてくれました。
自虐プレイをしても、体は絶対傷つけないというのがモットーだったのですが、今回は少し行きすぎてしまったと思っています。

だらだらと長くなってしまいましたが、最後までお読み下さった皆さんにお礼を申し上げます。

では・・・また