俺は生まれてから一度も親に笑顔を向けられたことがなかった。
というより、邪魔者扱いされていた。
なんでかはわからない…
顔だって悪くないし、道を外したこともしてない。
どんなに考えても理解できなくて、毎日1人で飯を食べていた。
そんなある日だった。
俺が授業参観に親が来なかったのをクラスメイトにバカにされて、カッとなって殴ってしまい、親が呼び出された。
その日の夜、俺は何も食べ物を与えられず、空腹で我慢ができなくなりこっそり食べ物を探すことにした。
すると台所から両親の話し声が聞こえた。
最初はマズイ!と思ったけど、話を聞いてみると俺の話だった。
短くまとめると、俺は昔母親がレイプされたときに出来た子供で、降ろすと二度と子供のできない体になるから仕方なく産んだらしい。
俺は最初、死のうかと思った。
そして、我慢できないほどの怒りを覚えた。
俺は悪くないのに…
何で俺が…
…ぐちゃぐちゃにしてやる…
母さんも、父さんも、妹も全部、お前らの絆をぶち壊してやる。
こうして、俺の復讐劇が始まった。
最初は妹からだ。
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