事件がおきたのは多分姉に打ち明けられた二週間後ぐらいの時、その日姉は仕事が休みで彼氏とデートするらしく浮かれていた。僕はさっさと支度をして学校に向かった。
四時間目を終え昼休みになったとき五時間目に使う数学の教科書を忘れた事に気付き昼休みは30分ぐらいある為家まで15分ぐらいかかる距離なのでチャリで飛ばせばギリギリで行けるだろと、先公に見つからぬ様急いでチャリで校門をでた。
何とか12分ぐらいで家に着き玄関の鍵を差し込み開けるが開かない
「お姉ちゃん鍵閉め忘れたのか」と思いながら鍵を開けると家の中は静だった。急いで二階の自分の部屋に行き教科書を手にし玄関を出ようとした時かすかに姉の声が聞こえてきた。
その声は少し苦しそうな、声で長い廊下奥にあるお風呂場から聞こえる様だった。何となくきになった僕はそっと洗面所のドアを開くと風呂場のドア越しから姉のあの声が聞こえてきた。すぐに彼氏とやってると気付いた俺は洗面所をでて家をでた。
それから学校でおきた事は覚えてなく、その日は家に帰らず、香織の家に行き何度も何度も香織の体を求めていた。
でも何度も香織としていても姉のあの時の声が忘れられず香織を姉に見立てては犯していた。
あれ以来俺は姉への気持ちがまた強くなっているのに気付いた。「姉のあの声を独り占めにするのは俺だ、姉は俺だけの物にしてやる」と思う様になっていった。続く