“なんていい女なんだ・・・”
腕枕で行為の余韻に浸っている女を見て、つくづくそう思った・・・。

女の名は喜美子。私と同い年の40歳。もっとも30代前半と言っても通用しそうな感じである。美人というよりも可愛いといった方が彼女には合っている。私の家の近所の居酒屋のママである。48歳のマスターと夫婦での経営。この店が開店したのは今から約1年前。住宅街のど真ん中にこじんまりとした佇まいであるが、開店前にポスティングしたチラシの効果もあって初日から繁盛していた。私も酒は大好きなので初日に行ってみたが、いかんせん店が小さく、中で飲むことは出来なかった。初めて入ったのは5日目くらいだったと記憶している。初めての店に入ったときの私のパターンに沿って、まず生ビール(開店キャンペーンのタダ券)と焼き鳥2本、玉子焼きを注文。待っている間にお通しを口にして「!」。出された焼き鳥を食べて「!!」。玉子焼きを食べて「!!!」。美味い!絶妙な味付けだ。そりゃ一流の料亭には敵わないだろうけど、個人経営の居酒屋でこの味には滅多にお目にかかれない。ビールを飲み干し、すかさずボトルをキープ。以来、週に3〜4回のペースで通うようになってしまった。

「マサさん、ちょっといい?」
いつものように飲んでいると、ママが深刻な顔つきで聞いてきた。
「どうしたの?」
「うん、実はマスターがね・・・」
そういえば今日はマスターの姿が見えない。大方食材の買い入れか客の送迎でも行っているのだろうと思っていた。
「入院しちゃったのよ・・・」
「はぁ?!なんで?」
「材料の買い物に行く途中で車に当てられて・・・」
「マジ?!」
「うん・・・」
「ケガの程度は?」
「足首の骨折。全治1ヶ月はかかるって」
「それで済んだなら不幸中の幸いだねぇ・・・。バイクだったの?」
マスターのバイク好きは常連の間では有名で、若いころはかなりヤンチャだったらしい。族を引退してからもバイク好きは変わらず、専門店に就職して20年勤めてきた。子供が高校を卒業したのを機に脱サラし、もうひとつの夢だった居酒屋経営を始めたと、前に聞いたことがある。
「で、俺に何か相談?」
「うん。マスターの代わりでバイトしてくれないかな?」
「へ!?俺が?」
「だってマサさん、料理上手だから・・・」
上手い下手は別として、私の料理好きも常連の間では有名である。調理師免許を持っている訳ではないが、子供の頃から何かと工夫して作るのが好きだった。特に低コストで量があって美味しく食べられるということを念頭に作るのだ。今でも女房を台所から追い出して晩飯を作ることが度々ある。
「でも、開店までに入れないよ。仕事あるし。土日ならいいけど」
「8時頃からでいいから。お願い!バイト代はずむから」
「まぁ、残業が続く時期じゃないからね。8時からならいいか・・・。他ならぬママの頼みじゃ断れないな」
「本当?いいの?ありがとう!」
「その代わり、俺の料理で客離れ起こしても責任はとれないよ」
「絶対大丈夫!マサさんの料理ならそんなことにはならないから!」
「OK。いつから来ようか?何ならこれから厨房入ろうか?」
「今日はもう暖簾しまっちゃったから。明日からお願い出来る?」
「はいはい」
と、まぁこんな調子で引き受けてしまった。

私の予想に反して、店は大いに繁盛した。バイト初日こそ常連を中心としたメンバーだけだったが、事情を話し、料理を振舞うと、その評判が非常に良く、翌日は常連達が友人や上司・部下を連れてやってきてくれた。1日平均6〜7万程度の売り上げだった店が、最初の1週間で150万以上を記録した。私はここでも“ 低コストでの美味いもの”にこだわったので、光熱費などの細かい部分は判らないが、利益面でも相当な額になったと思う。喜美子ママの喜びようは半端なものではなかった。こっちはとても疲れたが・・・。

その日は週末だったこともあり、常連が盛り上がっていて、閉店時間を過ぎてもなかなか帰らず、結局全員が引けたのが午前2時を回ってからだった。入り口の照明を落とした後に、喜美子ママから残り物をつまみに少し飲もうということになって、片付けた後に宴会部屋で二人で飲み始めた。疲れてはいたものの、売り上げも順調すぎるほど順調で、ママも機嫌が良かった。
「マサさんのおかげで大繁盛ね」
「いやー、さすがに俺もビックリしたけどね」
「本当に美味しいものね」
「でもコストは低いんだよ」
「いいご主人で奥様も幸せね」
「んなことないでしょ。誰でもその気になれば出来ることだし」
他愛もない会話が少し続いていたが、そのうちママがコックリコックリとし始めた。
「ママ、もう帰った方がいいよ」
「うーん、だめ。今日はここで寝ていく。ありがとう」
「風邪引くなよ」
私は座布団を数枚並べて、声をかけた。
「ママ、ここで寝なよ」
「あ、ありがとう。ごめんね」
客がいなくなって気が抜けたところに飲んでしまったからだろうか、なかなか動くことが出来ずにいる。私はママを抱き起こして、そのまま座布団の上に寝かせた。と、そのまましがみつかれてママの上に重なってしまった。
「おいおい、ママ。大丈夫か?」
喜美子ママは離れない。
「ママ?」
下になったママがそのまま唇を合わせてきた。
「!!」
一瞬固まったが、口の中にママの舌が入り込んできて私の舌と触れ合った。そのとき、こちらの理性も吹き飛んだ。ママを抱きしめ、その唇をむさぼるように吸った。喉を鳴らしてお互いの唾液を飲み込み、音を立てて唇と舌が絡み合った。
「ママ・・・」
「喜美子って呼んで」
「喜美子・・・」
「抱いてくれるよね」
「ああ・・・」
再びむさぼるようにキスをし、そうしながらブラウスのボタンを外す。ブラジャーのカップをずらし、小振りだがきれいな乳房を露出する。指先で乳首を転がしながら喜美子の舌を吸い取り、唇を甘噛みする。耳たぶから唇、首筋から乳首へと舌を滑らせ、もう片方の乳房を指で転がす。
「あぁーん・・・もっと吸ってぇ・・・」
“チュバ、チュバ、ピチャピチャ”
音を立てながら乳房に吸い付き、そうしながらスカートの中に手を滑らせ、パンティの上から触る。見なくても判った。そこは既に洪水のように溢れていた。
「ビショビショだね」
「いやぁ、恥ずかしいから言わないで・・・」
「全部脱いじゃおうね」
まず自分が全部脱ぎ、喜美子の服を全部脱がせた。改めて見ると「本当に40なのか?」と思ってしまう。それほど綺麗だった。喜美子が跪いて私の息子を口に含む。舌を使って濃厚になめ始める。サオだけではなく袋、そして股の間に入ってそのまま尻の穴にまで舌を這わせてくる。そのまま喜美子を倒して、69の体勢になった。しとどに溢れた愛液を飲み込むように吸い尽くす。吸っても吸っても後から溢れてくる愛液で、私の顔はベトベトだ。
「ねぇ・・・、入れて・・・」
喜美子がせがむ。体勢を入れ替え、喜美子にあてがって、そのまま一気に突き入れた。
「あぅ!くぅぅぅぅ・・・」
唇を重ね、舌を絡ませながら腰を使う。
「ふっ、ふっ、むぐっ、んんんん・・・・」
重ねた口から喘ぎ声が漏れる。唇を離すと
「はぅぅぅ・・・あ、あ、あ、あ、・・・・いい!気持ちいい・・・!」
「喜美子、喜美子・・・」
「もっと、もっと突いて、固いのでもっと突いてぇ・・・」
「こうか?ほら、こうか?」
「あ、あ、あ、だめ、いく、いく、いっちゃううう!」
突然喜美子がえびぞって果てた。全身で息をしている。こちらはまだだ。入れたまま喜美子を上にして、下から突き上げる。
「あ、あ、また、だめ、いや、いい、あ!だめ!またいっちゃう!いくいくいくぅ!」
2分も突かないうちに喜美子は2度目の絶頂を迎えた。私はいったん抜いて、喜美子をうつ伏せにして、お尻を持ち上げてバックから挿入した。喜美子の両腕をつかみ、上体を起こさせて突きまくった。
「はぅ、あぅ、あ、あ、あ、あ、いい、いい、いいのぉ!」
そろそろやばくなってきた。喜美子を仰向けにして正上位で再度入れて、ラストスパートだ。腰のペースを速めていく。
「あ!あ!いぃ、いぃ、いく!いく!」
「俺もいくぞ!喜美子!いくぞ!う、う、う・・・」
「きて、きて、一緒に、そのまま、喜美子の中にきてぇ!」
「いく、いく、いく、喜美子の中にいくぞ!」
最後の一突きで喜美子の中に思い切り放った。息子がこれでもかと言わんばかりに何度も何度も放っている。全て出し終えて抜こうとすると
「まだ抜かないで・・・」
喜美子が喘ぎながらつぶやいた。そのまま唇を重ね、抱き合いながら横たわった・・・。

“なんていい女なんだ・・・”
腕枕で横たわっている喜美子。マスターには申し訳ないが、この女から離れられそうにない。まだバイト期間は続くし、マスターが復帰してからも続けてほしいと言われている。恐らくそのままバイトは続けることになるだろう。喜美子が欲しいから・・・。