あれは3年前の7月末、蝉の鳴く頃の出来事でした。あの事件以来、妻は変わってしまったのです。この文章を書いている今でも、妻は今頃どこかで、近所の主婦達やセフレの男達とありとあらゆる変態プレイを楽しんでいるのでしょう。

私は47歳の会社員で同い年の妻と大学生の娘2人がいます。妻は地味で少し太っていましたが、どこかセクシーさを漂わせている女性でした。25で結婚した時、妻は処女でした。私は、前にも幾人かの恋人と経験があったのでセックスには抵抗はありませんでした。しかし、妻は結婚後まで待ってくれと言ったので、結局ハネムーンの夜までお預けに。その代わり結婚後、妻は今までの反動か、乱れに乱れましたが。しかし、下の娘が産まれてからは、ほとんどしなくなりました。

さて、本題に入りましょう。
夫婦共に休みが取れたので、温泉に行くことにしました。車で、美術館とわさび農園に行った後、温泉街に着きました。温泉街は、静かで夏の隠微さを漂わせていました。森の方に行くと、夜の隙間から蛍が垣間見えてきます。
「綺麗だね。」
と、私が言うと、妻も
「そうね。」
と。

翌日は、城の跡と博物館を巡りました。私も妻も歴史が好きだったからです。博物館の外に出ると、近くに学生らしき若者もいました。6人全員が男で筋肉質のイケメン揃いです。
その中の1人が
「写真、撮ってくれませんか。」
と言ったので、撮ってあげました。

その日の夕方、同じ旅館の小ぢんまりとした食堂で、妻と山の幸に舌鼓を打ちました。
「お疲れ様。」
私が妻のコップにビールを注ぎます。

その時、隣のテーブルに博物館で出会った若者達が隣に座りました。皆、笑顔で楽しそうです。
「僕たちの未来に乾杯!」
私は、彼らの姿を見て、微笑ましくも懐かしく思いました。自分の楽しい学生時代を思い出したからです。少しためらう気持ちもありましたが、それもよして、声をかけてみました。
「お疲れ様。」
「ああ。博物館の時の。ありがとうございました。」
「君達、学生さん。」
「そうです。」
その後は、暫しの歓談。どうやら私の出身大学の学生だそうです。
「ほう。それは同郷のよしみだね。一緒に飲まない?」
「是非!」
私は、妻を呼びました。
「美子も飲まないか。」
「でも。」
表情で妻が、学生達に劣情を抱いているのが、わかりました。 それで、却って躊躇っているのでしょう。
ーまあ、俺も別の女性に劣情を抱くし、お互い様か。
心配は特にしませんでした。妻に限っ て無軌道なことはしないと思っていたからです。それよりも、学生達と交流し、最近の若者の考えも知りたいと思っていました。
妻も、最初は強張っていましたが、ようようと打ち解けてきました。ただ学生の1人がビールを注ごうとすると、
「私、お酒が弱いから。」
と断りました。妻は、お酒が強いので、恐らく警戒しているのでしょう。全く飲みませんでした。

2時間ほどすると、体力的に限界が来ました。
「もう8時か。明日も早いし、部屋に上がるか。」
「それもそうね。」
そして、妻と一緒に部屋に上がることにしました。その時、学生の1人が
「テラスに行って飲み直しませんか。あそこ、ワインがただで飲めるんですよ。」
と言いました。
「悪いけど、明日早いから。」
と、妻が断ります。しかし、妻の表情を見るに、話し足りない様子です。恐らく、久しぶりに若い男と話したのでのぼせ上がっているのでしょう。妻の職場は女ばかりの所でしたから。
「もう少し、話して来たらどう。」
私が妻の気持ちを察して言います。
「裕太が一緒ならいいわ。」
「俺は、疲れたから、もう寝るよ。」
「わかった」
妻が笑顔になります。
「仕方ないな。10分だけだぞ。」
「旦那さんも、是非」
学生の1人が誘います。
「いや、眠いから勘弁」
私は、そう言うと階段を上っていきました。
部屋に入り、布団に入ると、どういうわけか、寝つけません。仕方なく、小説を読んでいました。しかし、いつ迄たっても妻は戻ってきません。
ー美子の奴、遅いな。
部屋の置き時計を見るともう12時です。
一瞬、不安がよぎりますが、その直後、疲れのせいか睡魔が急に襲い、眠りの底と落ちていきました。

翌朝、6時に覚めると妻が見当たらず、部屋のテーブルにキーとら妻が読んでいる文庫本だけが横たわっていました。
ーどうしたんだろ。
少し不安がよぎりましたが、まさか徹夜で話したわけでもあるまいし、温泉にでもつかっているのだろうと思いました。
案の定、すぐにドアが開き、バスタオルを持った浴衣姿の妻が帰ってきました。
私は、一瞬ほっとしました。しかし、様子がいつもと違うことに気づきました。よく見ると、妻の目にクマが出来ており、げっそりとしています。鼻からははなみずが、口はぽかんと開き、中からは涎がダラダラと垂れています。浴衣には帯が締められおらず、今にもはだけそうです。さらに、ブラジャーもつけていないことに気づきました。
一番、驚いたのは妻の目の焦点が合っていないことです。まるで、薬でもやっているのではないかという目つきでした。
「どうしたんだ。」
妻は何も言わずに、浴衣を脱ぎ、服を着ます。私は、妻の側によります。
「おい。」
その時です。

ぷーん

と、精液と酸っぱい汗が混じったような匂いが妻の体から、漂ってきました。よく見ると妻の体は汗まみれで、いつもより嫌らしく見えます。 その上、妻のパンツはベトベトで、あそこの中からは、あの白い粘液が

どろっどろっ

と出てきました。
妻はパンツもブラジャーもせず、マイクロミニスカートとシャツ、そして何故か持ってきま網タイツだけを着ます。そして、いつもより厚めに化粧をし、外に出ようとします。
「おい。」
私が出ようとする妻に声をかけると、突然私にキスをしてきました。その時です。

「おえっ」

私は吐き気を催しました。
妻の口から、銀杏くさい精液のような匂いが強烈に漂ってきたのです。構わず妻はキスを続け、私の一物にも触ります。あまりにもキスが長いので、次第に舌が痛くなっていき、アソコも萎えてきました。妻は舌を嫌らしく絡め、クチャクチャと音を立てます。
もう限界という時に、ようやく終わらせてくれました。すると、妻が唾液を私の舌にどろりと。
ーえ?
「私にも、頂戴」
妻が枯れた声で言いながら、長い舌を思い切り出します。仕方なく、唾液を垂らすと、美味そうに音を立て飲み干します。
「すぐに戻るから。」
そう言うと、妻は出ていきました。