僕が小学6年生の時のクラスに、女だけれどとても体の大きい「T子」という乱暴者がいました。そいつは、女の子の中のリーダーになり、男子をいつもいじめてばかりいました。そいつの親父さんというのが、いわゆる「ヤクザ」屋さんで、サングラスでベンツに乗り回す、恐いオジさんだったのです。僕も町で何度となくT子の親父さんの姿を目撃していました。

T子はとにかく、気に入らないことがあると、きまって近くにいる男子を呼び出して、適当に因縁を付けていじめました。
僕も2学期のある放課後、一旦校門を出た後、忘れ物をしているのに気付き、友達のKを待たせた上で、一人で教室に戻ったところ、T子とその仲間が残ってダペッている所にばったりと出くわしてしまいました。
気まずい思いで机の中に置き忘れた宿題のプリントを取り出し、ランドセルにしまい教室から出ようとT子たちの前を通過しようとしたところ、いきなり足を掛けられ、僕は大きく転倒させられてしまいました。 
T子たちの大爆笑を耳に僕は顔を真っ赤にして、
「イテエなあ、なにすんだよぉ。」
と、精一杯の声を張り上げました。しかし、次の瞬間僕はT子に馬乗りにされ、顔を手のひらで何度も何度もビンタされました。そして、思いっ切り首を絞められました。僕は本当に息が苦しくて気が遠くなりそうでした。T子の首を絞める手が少し緩むと、僕は何度も咳き込みました。
「おいっ、検査してみようぜっ。S子やりなっ。」
僕の足元の方にS子が回ると、カチャカチャとベルトのバックルを外す音がしました。そして、次の瞬間僕の下半身がスースーと涼しくなりました。そうですS子は僕のズボンとブリーフを一気に脱がしてしまったのです。
「きゃー」「きゃー」「はははっ」・・・ 女子たちの歓声が上がりました。僕は恥ずかしくて体をよじらせ抵抗しようとしましたが、重いT子に乗られていてビクともしません。他の女子たちも僕の下半身の方へ集まってきました。
「引っぱっちゃおっかー。」 
誰かの手が僕のチンチンを摘んで引っぱりました。
「くっそー、やめろっ。おいっ、T子離せ、離せってばぁ・・・。」
僕は思わずT子の胸を両手で押し払っていました。
「イテッ、あっ、こいつ、アタイの胸突きやがった。胸は女の急所よ。許せないわ。」 
次のT子の攻撃は意外でした。今度は平手ではなく拳を使って僕の顔面を3発殴ってきました。かなり強烈でした。拳の一発が鼻頭をかすめたのかもしれません。僕は鼻血を流していたようです。
「S子、男の一番痛いとこ締め上げてやんな。」
「OK。」
僕の両足がスーッと持ち上げられました。次の瞬間、僕の股間に冷たいゴムの感触が感じられました。そうです、S子のゴム靴に僕の性器が踏み付けられていたのです。S子の足にグイグイと力がこもっていきました。
「ウギャーっ。やめてっ。・・・痛い、痛いよっ・・・。」
「T子っ、大丈夫かなぁ?こいつかなり痛がってるよ?」 
チンチンが千切れちゃうかと思いました。S子の電気按摩攻撃が中断されました。
「アタイはさあ、男子がヒィーヒイー泣き叫ぶのがたまらないんだよ。男はさあ、チンポコの下についてるタマころが急所なんだよ。そこんとこをつぶされたら死んじゃうんだってさ。ねえ、S子っ、ちょっとこいつのタマころ調べてみなっ。」
「うん。」 
S子の指が僕の睾丸をまさぐっているのを感じました。
「あるよ。グリグリしてるよ。柔らかいのが2つ。」
「じゃぁ、それを強く握ってみなよ。」
「えっ。大丈夫かな?すごく柔らかいよ。」
「いいから、握ってみなって。」
「うん、解った、やってみる。」 
S子の掌に包まれた睾丸に徐々に力が込められていくのが解りました。少しずつ、下腹に鈍痛が走り始めました。
「うーっ、・・・痛い、痛いよぉっ。ワーッ、止めて、許して・・・。」
「T子、やっぱやばいよ。この子死んじゃうかもよ。私、もう、止めるね。」 
鈍痛がピークに達した所でS子の手が離されました。僕の下腹には腑を突き上げるような鈍い痛みが残されていました。
「S子は意気地がないねぇ。アタイだったら、この子のタマをペンチで挟んで完全につぶしてやるところなのにさ。まあ、ベソをかいているようだし、今日はこの辺にしといてやろうか。」  
僕は、グスン、グスンとベソをかきながら脱がされたブリーフとズボンに足を通しました。顔を殴られ、真っ赤に腫れ上がったほっぺたをさすりながら、教室を出ようとすると、T子が後ろから追いかけてきて、僕の襟首を掴み上げて、
「あんた、今日のこと家の人や先生にチクッタら承知しないよぉ。解ったねぇ。」 
そう言いながら、もう一方の手で、僕の股間をスボンの上から思いっ切り握ってきました。僕は先程の鈍痛の再来に冷や汗が出ました。
「どうなの?約束できる?」
T子の股間を握る手に力が加わります。
「痛いっ、もう止めて、わっわかった。言わないから、助けてっ。」 
T子はニヤリと笑うと、股間の手を離しました。再び、涙が溢れ、シクシクと嗚咽を繰り返しながら僕は教室を後にしようとしました。
しかし、そこに僕の遅い帰りに心配して戻って来たKが現れたのです。正義感の強いKは、僕が泣いているのを見て、事情を問いただしました。僕は黙って泣いているだけでしたが、
「T子たちだろ。あいつらに何かされたんだろ。」
と、言い、女子たちの前に立って、
「おまえら、あいつに何をしたんだよ。」
と食ってかかりました。そして、一言二言悪口を言い合った後、KとT子は取っ組み合いの喧嘩を始めました。しかし、女とはいえ体格の良いT子は、最後にはKをねじ伏せ、僕の時と同じように馬乗りになり、2回3回と顔面を殴打しました。そして、最後の一撃が鼻頭に振り下ろされました。Kの顔面が鼻血で紅に染まりました。
「こいつは、絶対に許せない。学校の外に連れ出して徹底的に処刑してやる。」 
鼻血を出して戦意を失っているKと僕は学校の裏にある、人気の無い雑木林の中に女子共と一緒に連行されました。僕は、仲間の女子に抑え付けられたまま、Kの処刑の様子をじっと見せられることになってしまいました。

雑木林の中で、KはT子たちから衣服を乱暴に剥ぎ取られました。素っ裸にされたKの両足をすくい上げると、剥き出しの股間にT子の電気按摩攻撃が行われました。チンチンを踏み付け、睾丸の入った袋を「ドン、ドン」と何度も蹴り付けました。 
いつもは堂々としている、さすがのKもあまりの激痛に、涙を浮かべて赤ん坊のようにワンワン泣き叫びました。そんな様子をさも喜ぶように、T子たちは教室から持ち出した、2本の「長縄跳び」を使ってKを木の幹に縛りつけました。
「あんたたち、見ていなよ。」 
T子は縛り付けられたKの前にしゃがみ込み、Kのチンチンを摘み上げました。そして、亀頭の部分を揉んだり、引っぱったりと散々弄びました。そのうち、Kのチンチンが少しずつ変化を見せ始めました。
「ほら、男の子のココって面白いだろ。」
「うわーっ。大きくなってきた。」 
T子がKの袋の中の睾丸をまさぐりました。力は入れずにヤワヤワと優しく揉んでいるようです。
「T子、凄いよ、ビクンビクンと苦しそうなくらい固くなってる。」
「うん、ここを引っぱると皮が剥けて中身が顔を出す。」 
T子が包皮をずり下げると、鶏のささみのような鮮やかなピンク色の亀頭ツルンと顔を出しました。
「ひゃー、凄い。」
「グロテスクだろ。大人のはみんなこんな風になってんだよ。」 
T子がピョコン、ピョコンと、Kの上を向いて固くなったチンチンを小突いて笑いました。
「さて、これからが面白いんだよ。」 
T子はポケットから輪ゴムを取り出し、Kの固くなったチンチンの根元を何重にも縛りつけました。輪ゴムが強烈に食い込み剥けたチンチンの亀頭の部分がより大きく見えました。
「おっと、こいつに大きな声で騒がれて人が集まって来ちゃこまるから、口にタオルを巻いとかなきゃね。」 
T子はKの口にタオルで猿ぐつわを噛ませ、大きな声が出ないようにしました。そうしておいて、固くなったチンチンの下に胡桃の実のようにへばりついている睾丸に手を掛けました。そして、今度はかなり乱暴に、ギュッ、ギュッーと睾丸を握りしめました。噛まされたタオルの下でKの呻き声が漏れました。かなり、痛がっているようでした。
次に、K子は家庭科の裁縫の時間に使う一本の待ち針を取り出しました。
「今度は、この針で、タマころを袋の上から突き刺してみようか?」
「えっ、だめ、だめ、そりゃぁ、やばいよT子。」 
僕もそれはやばいと思いました。自分がされると思ってもゾッとするほど恐ろしいことです。しかし、T子はイヤイヤをして懇願するKの目をニヤニヤと見つめながら、袋の上から摘んだ睾丸の一つに、ゆっくりゆっくり針を突き刺していったのです。
「ウギャーッ。」 
Kは、身もだえしながら、体を揺すり、半狂乱にならんばかりに暴れました。
「うーん、たまんないわ。ゾクゾクする。」
Kは涙をボロボロ流している。
「今度は、ココにも刺してやるわ。ほれっ。」 
針が、勃起して怒張している剥き出しのピンクの亀頭の部分を刺し抜きました。「プスッ」という音と共に、新たなKの悲鳴が聞こえるかと思いきや、意外に何の反応もありませんでした。
「ほらっ、タマころに刺した時はあんなに痛がったのに、ココの時はぜんぜん痛がらない。そう、輪ゴムでしっかり締め付けられて、チンチンの先は、麻痺しちゃってるのさ。」 
そう言えば、輪ゴムで縛りつけられたチンチンの上の部分は幾分紫色に変色し始めているようでした。
「なあ、男の子にとって一番屈辱的なことは何だと思う。そう、シルシが無くなっちゃことだよ。今からこいつの男のシルシを切り取っちゃおうと思うの。」「えーっ。そんなことしたら今度こそほんとにこいつ死んじゃうよ。」
「いや、大丈夫。麻酔もちゃんとかかって十分痺れているし、輪ゴムで止血もしてあるし・・・楽にチョン切れるよ。ねえ、Kくん。今日からあんたも女の仲間入りね。」 
T子の手に裁縫用の裁ち切りバサミが握られ、痺れて感覚の無くなったKのチンチンの先が引っぱられると、Kは荒れ狂ったように泣きじゃくり、切断行為の中止を懇願しました。 しかし、信じられないことに、次の瞬間ハサミは無情にもKの分身をスパッと切り取ってしまったのでした・・・。

今でも、僕は23年前のこの時の出来事を鮮明に記憶しています。被害者であるKの親と加害者であるT子の親との間で、事件後弁護士を交えた話し合いが持たれ、賠償問題でつい10年前までもめていたらしいが、男のシルシを失ったKが無事結婚にこぎつけたことを機に、双方の間で一気に示談が成立したということです。 小学生時代に焼き付いた、友達の性器切断の思い出は、僕自身のその後の性癖に大きく影響を与えました。その意味では、僕に対しても某かの賠償が合ってもいいのではなかったかと感じる今日この頃であります。