去年まで続いてた中学生の妹との話なんか読みたいやついないよな
まぁ、書いても所詮妄想だからな

でも、本当に大したことないんだよ、ってか全部妄想だしな。
それでもよければ読んでくれ。

始まりは数年前のことなんだけどさ、
俺……高校三年
妹(Y香)……中○生
と、少し歳は離れてるんだけど、仲は良かったんだ、というか今でも良いんだ。あ、もちろん妹は仮名ね。
俺たち兄妹の間には「お泊まり」という不思議な遊びがあって、毎週土曜か金曜の夜になると、妹が少ない小遣いの中からお菓子を買ってきて、
一晩中(だいたい一時か二時まで)俺の部屋にある漫画やらゲームやらで遊びまくるっていう事をやってたんだ。
で、寝る時は俺の布団で一緒に寝るんだけど、そろそろ胸も膨らみ始めた妹と一緒に寝るというのにちょっと抵抗が出てきたんだな、俺の方が。
妹が小学生の頃は「おやすみのチュー」とか、平気でしてたくせにな。
で、妹が中学に入る頃には「お泊まり」はあっても、俺のベッドで一緒に寝るのは無しになったんだ。

妹は俺とは頭の出来が違うんで中学から私立の女子高に入ったんだけど、俺の漫画やらゲームやらの影響か、中一の夏で初コミケとかいう立派なオタクになりやがったんだ。

とはいえ、嗜好的にはノーマルカップル厨っていうの?
ホモ好きな腐女子ってんじゃなくて、主人公とヒロインとか、サブキャラとサブヒロインのカップルに憧れるとかそういうやつにハマっていった。
気が付いたら俺なんかより立派なオタクになって、部屋にはア○メイトの袋やら、とら○あなのカバー付きの単行本が転がるようになりやがったんだ。

けど、それだけじゃ飽きたらず、遂にコスプレにまで手を出すようになりやがったんだ。

けど、たかが中学生のコスプレなんて、衣装も小道具もたかが知れてるだろ?
けどあいつはイベント会場で知り合ったコスプレイヤーを通じて、衣装や小道具のオーダーメイドのショップを紹介してもらい、そこそこのクオリティの物を手に入れられるようになっていったんだ。

ある時、「お泊まり」の際に「いいもの見せてあげるね」と俺にコスプレして撮った写真をたんまり見せられたのだが、本当に最近の衣装ってのは良くできてやがる。
「これY香か?」と思わず聞いてしまうほどの某キャラがそこにいたんだ。

「凄いでしょ?!、すっごいいっぱいの人に写真撮って貰ったんだよ」って嬉しそうに自慢してきやがる。
確かに似てるし、そこそこ可愛らしいけど、そんな多くの男どもの好機の目に晒されたのかと思うとちょっと心配にもなった。

でもコスプレっても一人じゃないし、その衣装のお店を紹介してくれたお姉様達もいることだし、そこはある程度信用することにした。

ただ、妹は既に3?4着は衣装を持ってるんだが、どこからそんな金が出て来るのかまではその時の俺には頭が回らなかった。

やがて妹は俺の目の前で自慢のコスプレを披露するようになり、俺も某魔法少女コスプレの時は流石にアイフォンで写真を撮ってしまったりもした。

そんなある日、妹がアニメ雑誌片手に俺の部屋に入ってきた。
なんでも、コスプレ友達と合わせて日曜朝の変身ヒロインアニメの集団コスプレをやるとかで、どのキャラのコスプレをしようか迷っているというのだ。

俺はその前の時間にやっている特撮ヒーローにしか興味がないので、適当に一番露出度の高い「あー、じゃあ、これで良くね?」と白と黄色の金髪のヒロインを指定した。

妹は「わかった、それね!」というと、一晩中友達とコスプレの相談をしていた。

書き忘れたが、俺の家は二階建てで、二階には物置と俺の部屋と妹の部屋しかない。
だから親は妹がオタク気味なのは知っているが、コスプレにハマっていることなど知りもしない。

その頃の俺は妹のコスプレ費用のことが少しづつ気になっていた。
それどころか、冬休みにはまだ中○○のくせに終電で帰ってくるなど、心配事が増えてきた。

その日も採寸途中の黄色いのプ○キ○ア姿の写真を俺の部屋に見せに来た妹に思い切って聞いてみた。
「お前、そんなの買う金どこにあんの?」
「えー、お年玉の残りだよ?これ結構安いし」
と上手くかわされてしまった。
しかし、ネットで調べると、妹が着ているぐらいのクオリティなら、一着どんなに安くても一万円以上はする代物だ。
部屋にあるあれ全部買ったとしたらお年玉何年分もらってんだよ?ってレベルだった。

そのことをちょっとがガチで問い詰めると
「いいじゃん別に、誰にも迷惑かけてないんだし……」と判で押したような見え見えの言い逃れ。

最悪、危ない橋でも渡ってるんじゃないかと思って更に問い詰めてみると、なんとデートクラブで知り合った知らないオッサンとカラオケや食事に行き、その都度お小遣いを貰っていたというのだ。

必ず同じクラスの友達か、高校生の先輩と一緒だったとはいえ、そんな風俗まがいの行為に手を染めていたことはさすがにショックだった。

「Hなことはなにもしていない」半泣きで訴えるが問題はそんなことではない。
「暫く口を聞きたくない」と、その日は部屋から追い出してしまった。

数日後、妹から「ちゃんと説明して謝りたい」とメールが来たので、渋々話を聞いてやることにした。

まず、デートクラブを勧めたのは学校の悪友で、コスプレ仲間ではないということ。
コスプレ仲間にもデートクラブのことは秘密だということ。
そして、自分はしていないが、悪友達は既にHな行為で更に荒稼ぎしているということだった。

俺は最後の件だけは信じたくても信じ難く、今思えば最低の話なのだが、「じゃあまだ処女なんだな?」と聞いてしまった。
すると妹は首を何度も縦に振り、「それだけは絶対だから」と繰り返した。
しかし繰り返しすぎて「だって、キモいから途中で辞めたし」と余計な事を言った時には本当にブン殴ろうかと思った。

しかしその気持ちをなんとか落ち着け、話を聞いてやると、「どうしてもその新しい衣装が欲しくて、思い切って挑戦してみたけど、吐きそうになって途中で交代した」というのだ。
「具体的にどんなことしたんだ?」と聞くと、妹は嫌そうに「手で色々したり口で舐めたりしてって言われた」って答えやがった。

俺は妹の両肩をしっかりと掴み「もう二度とそんな事をするな」と何度も言い聞かせた。

妹もようやく事の重大さに気付いたのか、何度も「ごめんなさい」と繰り返し、涙をポロポロと流していた。
さすがに泣かれるとそんなにキツくは怒れないので、しょうがないからギュッとしてやって「もう、そんな事しちゃダメだからな?」と優しめモードで諭してやるしかなかった。

妹も俺にしっかり抱きつきながら「もう二度としないから、お願いだからY香のこと嫌わないで」と本気でシクシク泣き出した。
これなら大丈夫だろうと、俺も安心して「嫌いになんかならないよ」と言ってやり、その日はそのまま昔のように俺のベッドで一緒に寝た。
妹はそのままスースー寝息を立てて寝たんだけど、俺はこの小さな口がどっかの知らないオッサンのアレを舐めたのか、と思うと、なんとも言えないモヤモヤした感情と
いやらしさと、多分嫉妬も混ざってたんだろう、なぜか下半身がガチガチになってしまい、なかなか寝付けなかった。

ちょうどその次の日、妹から「実は衣装はもう注文してあって、もうキャンセル出来ない」という話を聞いて、ちょっとキレそうになったけど、「もう二度とデートクラブはやらない」という約束を更に強固にする為に、ここは俺のバイト代で立て替えてやることにした。

学校の帰りに受け取るというので外で待ち合わせると妹は俺の顔を見るなり「ありがとう!本当ありがとう!絶対いつか返すから!!」と言って街中だってのに抱きついて来やがった。

その日から妹は毎日ご機嫌で、もうウザいぐらいに俺にまとわりついたり、抱きついたりするようになった。
兄妹で仲がいいことは悪いことではないがさすがに恥ずかしいし、それなりに成長しつつある妹の身体の感触は、当時19歳童貞彼女いない歴=年齢の俺には充分刺激的だった。

ある日の夕方、冬のイベントに向け気合の入る妹が、コスプレ姿で俺の部屋に入ってきた。
浮かない顔をしているので、何かあったのかと聞いてみると、このキャラは背が高いキャラらしく、小柄な自分には似合わないのではないかと気にしているらしかった。

アホらしい、と思ったがあまり正直に答えるのも気の毒だし、なによりまた新しい衣装を欲しがられても困るので「充分可愛いじゃん、大丈夫だよ」と答えると、「本当?」と不安で涙ぐみながら聞き返してきた。
コスプレごときで何をそんなにとも思ったが、こいつにとっては真剣なのだろう、「いや、本当に可愛いから。普段のY香より充分大人っぽいし大丈夫だよ、キ○アなんとか」と更に励ましてやると。
「こうされると、ドキドキするぐらい?」と急に抱きついてきた。
いくら妹とはいえ、ヘソ出しの可愛らしい衣装の女の子に抱きつかれるというのは悪いもんじゃない。
というか当時童貞の俺には充分嬉しかった。
「本当に?」と言いながら、上目づかいで俺を見つめる妹。
胸の谷間は見えないが、柔らかな二つの感触が俺の腹のあたりに押し付けられる。
「あ……うん」
俺はなぜかドギマギしてしまい、そう答えるのがやっとだった。
「お兄ちゃん、お礼、してあげよっか?」
そう言うと妹は目を閉じ、俺の身体に、自分の身体を更に押し付けるようにしてきた。

「なにやってんだよ、どういうことだよ?」
と俺が聞くと
「このコスのお金のお礼だよ」
と言って更に強く抱きついてきた。
一瞬、妹が何を言っているか解らなかったが、すぐにその意味を理解した。
妹は顔を上にあげ、小さく口を尖らせ、目をつむる。
バカだなぁと思いつつ、優しく抱きしめてやり、その小さな唇に、俺の唇を合わせた。
下手に断るより、こうしてしまった方が早く収まるし、軽いチューぐらいならいいだろ、という思いがあった。
さっきこれを書きながら改めて思ったんだけど、この時「バカなことしてないでさっさと着替えろ」とでも言っておけば、あんなことにはならなかったのかも知れないな。
まぁ、妄想だからどうでもいいんだけどさ。

ほんの一瞬、チュッと唇を合わせてやるだけのキスだった。

それでも妹は顔を真っ赤にし、「エヘヘヘヘ、お兄ちゃんとキスしちゃった!」とはしゃぎながら自分の部屋へ戻って行った。

俺もドキドキしなかったといえば嘘になる。
その証拠に、俺の下半身はジーパンの中でガッチガチの爆発寸前になっていた。
すぐに部屋の鍵を閉め、ジーパンのチャックを開け、ティッシュで先端を包み込み、一気にしごきあげると、すぐに異常なぐらい濃い、大量の精液が出た。
今までで一番気持ちのいいオナニーだったかもしれない、ぼんやりとそんな事を思いながら、妹に気づかれていたかもしれないことと、今更ながら妹で興奮してしまった罪悪感とで一杯になってしまった。

それから、妹はちょくちょく俺の部屋へ「お礼」をしに来るようになった。
衣装を着てくることはなくなったが、代わりにその行為はどんどんエスカレートしていった。
キスも舌を絡めるような激しいものになっていき、俺が服の上から身体を触りまくっても、妹は抵抗もなにもしないで、寧ろ俺が触りやすいように、少し身体を話してキスをするようになった。

この頃から「お泊まり」も復活するようになり、俺の部屋で深夜のちょっとエッチな萌え萌えのアニメを観て、そのまま俺のベッドでキスと服の上からの触り合いをお互いが眠くなるまで延々と続けてしまった夜もあった。
ただし、服を脱いだり、射精は出来ないので、最終的に俺はえらく悶々としたまま寝ることになるのだが。

ある夜、遂に俺は我慢が出来なくなり、寝息を立てる妹の隣で、出来るだけ気づかれないように、ティッシュの中に射精した。
快感と虚脱感の中、こっそりベッドを抜けトイレにティッシュを捨てにいき、部屋に戻る。
そのままベッドに入ると俺の背中に妹がしがみついてきた。
バレた、と思った。
しかし妹はそのことにはなにも触れず、「眠れないの、もう一回チューしよ」と言って、俺の足に自分の足を絡めてくる。
俺の下半身も瞬く間に復活してしまい、理性が吹っ飛んだ。

身体の向きを変え、妹を抱きしめると貪るように唇を吸い、舌を吸った。
そして、存分に身体を触りまくってやろうと手を動かし始めた瞬間、やたらと滑らかなその感触に、やっと気がついた。
妹は、ベッドの中でパジャマを脱ぎ、下着だけの姿になっていた。
びっくりして顔を離すと、すぐに妹が下から俺の顔を両手で包むように、引き寄せ、今度は妹が俺の下唇を吸い始めた。
俺もTシャツを脱ぎ、上半身裸になると、夢中で妹の唇を吸い、ガッチガチになった下半身を夢中で妹の身体に擦り付けた。
妹の身体中にキスがしたくなり、口から顎、首筋、鎖骨、肩、ブラの紐、脇、そして胸の膨らみ、柔らかめのブラの生地の上から、はっきりと解る先端の部分にキスしたとき、始めて妹が「あっ!」と声をあげた。
その可愛らしい喘ぎ声がもっと聞きたくて、俺はブラの上から何度も何度も妹の胸の先端にキスをした。

枕を上から顔に押し付け、漏れ出る喘ぎ声を必死に抑えようとする妹の姿があまりにも可愛くて、両手でブラの上から妹の胸を揉み込み、先端にはキスと、徹底して胸を攻めた。
「お兄ちゃんごめん、ちょっと痛い」と小声で言われ、成長中の胸を揉まれるのは痛いのだと始めて知った。
「あ、ごめん」
と顔を離すと
「でも、先っぽはちょっといいかも」
と言いながら妹は上体を起こし、何かゴソゴソ動くと再びパタリと寝た。
枕の下から「お兄ちゃん、続けて……」と細い声が聞こえる。
恐る恐る妹の胸に手を伸ばすと、今までにない柔らかな弾力とすべすべの肌の感覚が指に触れる。
妹は、ブラを取っていた。
俺は、暗闇の中、女性の乳房に生まれて初めて触れた。
「はっ…!」という妹の息づかいを聞いた瞬間、俺は妹の右の乳首にむしゃぶりついていた。

乳首全体を吸い、先端をただひたすらに舐める。
左の乳首を右手の親指と人差し指で摘み、揉み、こね回す。
抱きつくように枕を抱え、顔全体に押し付け声を抑えていても「んっ!んーっ!」という喘ぎ声が布団の中に響く。
痛くないように、胸全体を優しく揉み込み、右と左の責めを交代する。
ピンピンに尖った左の乳首はまず乳輪の部分だけを舌でゆっくりと円を描くように舐める。
ふぅ、と息を吹きかけるが、乳首そのものは決して舐めない。
しかし右の乳首は既に俺の唾液でヌルヌルになっているので、強めに摘み、こね回す。
「お兄ちゃん、そっちも舐めてよ…」妹におねだりをさせて、やっと左の乳首を舐め上げてやる。
「んんっ!」
焦らされた分、快感は大きいらしく、妹の背中がビクン!と跳ね上がった。
エロマンガで読んだままのテクニックだが、思い通りにいったことが嬉しく、その夜は明るくなるまで妹の胸をしゃぶり続けた。

その日から、俺は野獣のように毎日妹の胸を求め続けた。

暇さえあれば妹を部屋に呼び、キスから始まり乳首を延々と舐め、吸い続けた。
俺の唾で濡れ、ピンピンに尖った妹の乳房の写真も何枚も撮った。

その日も妹を部屋に呼び、当時ハマっていた、俺が椅子に座ったままで上半身だけ脱がせた妹を足に乗せた体勢で、妹の乳房を存分に味わっていた。
妹も妹で「お兄ちゃんって赤ちゃんみたいだね、そんなにY香のおっぱい好きなの?」などと、同人誌で覚えてきたかのようなエロいセリフで俺を挑発するようになり、この状況を完全に楽しんでいた。
この体勢はお互いにズボンと下着越しにお互いの性器を擦り付けあう事が出来、最初のうちこそ大人しいが、キスが終わり乳房を攻め始めると、途端に妹の方から腰をくねらせてくる。

妹はたまに背中をのけぞらせるほど感じているらしいが、俺はもはやこれでも物足りなく、冬にも関わらずわざと短パンで妹を呼び、この体勢というか体位で妹の身体を味わうようになった。
妹もその事に気付いたのか、徐々に下着に凝るようになり、少し高めの色つきの上下を着けるようになっていった。

クリスマスの日、妹はコスプレ趣味を親に話し、今まで以上にいい成績を取ることと、家の手伝いをするとか過激な衣裳は着ないとかの条件で少しお小遣いは上がったものの、
新しい衣裳を買える程金はたまらず、お年玉の前借りとか俺が少し出してやるとかで、ちょっと高いミシンを買う事になった。
で、なぜか俺がそれを買うのに着いていくことになった。
これが運のいい事に探してたミシンはつい先日新しい機種が出たという事で、少し安くなっており、浮いた金で何か美味いものでも食って帰るかという事になった。
と言ってもデートの経験もない俺にはそんな美味い店なんて知らないし、結局ファミレスになったんだけど、「じゃあカラオケ行こう」なんて言い出した。
とはいえ冬休みのカラオケ屋なんて満員だろうし、めんどくせぇと思ってたら、
「カラオケボックスじゃないとこでカラオケしようよ」と言い出した。
ラブホに行こうと言うのだ。

正直、今までの行為に物足りなさは感じてはいたが、実際にそれ以上の事をするとなると、さすがに家ではマズいだろうし、最後までしないにしても、どうにか射精まではしたかったのは確かだ。
妹も今日のファッションは気合を入れて来たらしく、まぁ、いつもよりは大人っぽく見えるし、ちょっとドキドキしたが地元じゃなきゃ大丈夫だろうということで、速攻でファミレスを出た。
念の為妹はコートのフードを被り、産まれて初めてラブホテルに入った。
するといきなり妹が後ろから抱きついてきた。

「お兄ちゃん、色々ありがとうね」
妹が親にコスプレ趣味の事を話した時、俺がデートクラブの事を一切言わなかったことを言っているのだろう。
「そりゃ、父ちゃんと母ちゃんには言えないだろ、そんなこと」
「そうだよね、やっぱり、あたし汚れてるよね……」
その言葉はさすがにショックだった。
「でも、お前、最後まではしてないんだろ?だったら平気じゃん?」
「でも、お金でそういう事するって最低じゃん、あたし、最低だよね」
「だから、それは……お前も充分に反省してるんだし」
「だって!お兄ちゃんは最後までしてくれないじゃん!」
そう叫ぶと、妹は急に泣きだした。
「あたしなんか汚れてるから、あたしには入れたくないんでしょ?汚ないオジサンのが入ったと思ってるから、あたしとは最後までセックスしてくれないんでしょ!?」
どうやら俺とお妹は完全に考え方が違っていたようだ。
俺は、正直そこまで深くは考えていなかった。

ただ性欲に流されただけで、妹と寸止めの性的行為が出来ればそれで満足だと考えていたし、まさか妹と最後までやろうなんて思ってもいなかった。
けど、妹は、俺と最後までする覚悟があったらしい。
俺達はれっきとした血のつながりがある兄弟だ。
そもそも今までの行為だって充分許されない事だ。
しかし、こいつはそのハードルを超えるつもりでいるらしい。
確かに、勢いで行為に及んでしまったのは俺が悪い。
しかし、たび重なる様々な事情が妹に俺に感謝や性欲以上の感情を芽生えさせてしまうことまでは想定の範囲外だった。
妹は、シクシクと泣き続けている。
とにかく、俺はこいつの後悔と誤解を解かねばならない。
俺は妹をギュッと抱きしめ、「俺はY香が汚れてるなんて思ってないよ」そう言った。

「Y香は、大切な妹だけど、それ以上に可愛いと思っているのも確かだ。だけど、それでも、どうしても越えちゃいけない一線がある。それは解ってくれるな?」
妹は俺に抱きついたまま頷いた。
「だから、今日で最後にしよう。今日一回だけ、最後に思いっきり恋人ごっこして、明日から普通の兄弟に戻ろう。それで良いか?」
返事は無かった。
いままで毎日のようにエロいことをしてきたのに、それを今日で終わりにしようだなんて、あまりに虫が良すぎる話だと自分でも思った。
少し間をおいて、妹が涙と鼻水でベトベトの顔を上げる。
下を向きながら、「じゃあ、じゃあ今夜だけは、最後まで愛してね」そう言いながら、服を脱ぎ始めた。
こいつ俺より性欲強いんじゃないかな、若干引いた。
あと、最後まですることはできない、とも言った、
「いや、お前は処女のまま家に帰すからな!」
そう言うと、またグズグズと泣きだした。
泣きながらも、服を脱ぐ手を止めようとはしないのは、自分の妹ながらすげぇな、という気になった。

正直、股間はギンッギンだが、頭の中はフル回転だった。
なんとか、最後までさせないまま満足させてやらねばならない。
結論から言うと、正直この夜は俺としてはあまり楽しめなかった。
妹は遂に全裸になり、俺に俗に言う「くぱぁ」までしてみせて、自分が処女だという事をアピールした。
俺はもう初めて見る女性器に興奮なんてもんじゃなく、一刻も早くそれを知りたくてしょうがない気持ちと、「妹の処女」というものに対する最低限の倫理感との狭間でどうにもならなかった。
結局、俺は口での愛撫で妹に満足して貰おうと、顎が疲れる程必死に頑張ったのだが、遂に妹の満足を得ることはできなかった。

ただ「汚れてると思ってたら、こんなこと出来ないだろ?」という俺の言葉には満足したようで、その後は最後までラブラブモードで俺にも同じことをしてくれた。
「知らないオジサンのだったら汚なくてできないけど、お兄ちゃんのだったら何時間でも舐められるよ」
その言葉通りに、俺は五回も妹に飲ませてしまった。
結局、俺は妹の説得と、自分の愚かな性欲を断ち切ることに失敗し、妹とのいけない恋人ごっこはその後も俺が大学に入り、一人暮らしを始めた今年の年明けまで続いた。

妹とは今でも連絡を取り合っているが、一度も二人で会ってはいない。
しかし、妹は諦める気は毛頭ないらしく、最近流行りの兄と妹のラブストーリーのライトノベルやその同人誌を買っては俺の所に送りつけてきたり、毎週決まった曜日に自慢のコスプレ写真を俺の携帯にメールしてくるようになった。
俺がその後のプレイで与えてしまったローターやバイブを駆使した、よくもまぁこんなエロイことを思いつくものだと感心するほどのエロ写真を俺がバイトの休みの日を狙って送りつけてくるのだ。
妹は妹でそのあまりのエロさに俺が怒って電話で叱ってくるのを楽しみにしているのだから、お互いにもはや救いようが無いと言って良いだろう。

おかげで俺は一人暮らしを始めてからエロ本やエロDVDをほぼ買っていない。
親から聞いた話では、来年受験を控えている妹は「お兄ちゃんと同じ大学じゃなきゃ、大学行かないで服飾関係の専門学校に行く」と言い張り、両親を悩ませているらしい。
ちなみに俺の行ってる大学なんて、妹の成績ならこれから一年間勉強なんかしなくても入れるレベルなので、両親も担任も頭を抱えているらしい。
俺に何か原因がないか親に感付かれる前に妹を説得しなければいけないのだが、そうなると妹は絶対に俺との同居を条件に出すに違いない。
どうやら俺もそろそろ覚悟を決めなければならないようだ。

妹に会うことかあれば「成績に見合った大学に行って欲しい」という意思は伝えるつもりです。
二人の今後を考えた時に、後々両親と揉める可能性のある選択肢を俺が選ばないとも限らないので、交渉の材料は多いに越したことはないという事を伝えれば妹なら理解して貰えると思うので。

えぇ、まぁ全部妄想ですが。

では調子に乗って、妹・Y香とのその後のことを少し。