なっちゃんの家に俺は通うようになった。

毎日じゃなくて、月水金の3日間。午後4時半になっちゃんの家に行く。
うちの夕食が7時からだったのでその時間までに戻ればいい。

なっちゃんのお母さんは4時に家を出るので二人きりだ。

でも、さすがに正面玄関から頻繁に出入りしているところを近所の人に見られたら、噂がたつかもしれない。妹に見られたりしたら最悪だ。

俺はなっちゃん家の裏口から出入りすることにした。
理由を言うとなっちゃんも同意した。

二回目のとき。

「なっちゃんは、俺に……こんなことされていいの?」
「うん……気持ちいいんだもん……」
「いや、その、だったら俺じゃなくても……」
「……おにいちゃんは……私のこときらい?」

その言葉を聴いてなっちゃんを見た。(それまでは恥ずかしくてうつむいてた)

瞳いっぱいに涙のしずくをためたなっちゃん。

「いやいや、そんなことない、なっちゃんのコト好きだよ」

本当はこんなことをしてからものすごく意識しだすことになったのだけど。
だって、ずっと小さいころから……なっちゃんのコト見てたんだから、女として意識なんてできなかった。

でも、今のなっちゃんはもう……立派に……。

「わたし、はじめておにいちゃんに胸触られたとき……もう、おにいちゃんにお嫁さんにしてもらうしかないって思った……」

「え」

「でも、対決してるし一生懸命我慢してたら、おにいちゃんの手が熱くて、そしたら私の胸も熱くなって……心臓ドキドキして……頭がぼっーてなって……」

「おれ、なっちゃんのコト好きだ」

「私もおにいちゃんのこと、好き……」

「じゃあ、誓いのちゅーをしよう」

なっちゃんは顔を真っ赤にしてコクンとうなずいた。

妹が買ってた少女漫画のシーンを参考に、なっちゃんのアゴを指でちょんと上げて、息を思い切り吸い込んで……キスした。

二人にとってのファーストキス。順番がかなり違ってるけど。
キスしたあと、なっちゃんは俺に抱きついてきた。
「だいすき、だいすき」って言いながら。

それ以来、俺がなっちゃんの胸を触る前には必ず「誓いのキス」をするようになった。

最初は初めてのときのように服を着たまま、後ろからなっちゃんの胸を揉みしだく。
後ろから耳をペロペロなめるテクも身につけた。あれ以来、本屋でそれっぽい本を立ち読みして実際の知識を勉強していたのだ。

「おにいちゃん……もう……」

なっちゃんがそう言ったら、今度は服を脱がせる。桜色にそまったおっぱいを両手で揉みながら、ぴんぴんに勃起した乳首をたんねんに舌で転がしたり、唇ではさんでひっぱったりした。

「ひゃん……んんんん……んあ……あああんんん……おにい……ちやあん……気持ち……いい……」

ちゅぷちゅぷちゅぷちゅぷ

俺が小5美少女の乳首を愛撫する音が響く。

「はぁん……んあ……んあん……ああんんんん……」

アレはギンギンだ。そしていつもズボンの中に射精。

ゆっくりゆっくりしていたのでそれでも一時間くらいはかけて俺となっちゃんの「遊び」は続いた。そう、いつからかかこの行為のことを二人の間では「遊び」と言うようになっていた。

半月後くらいか、なっちゃんの部屋へ行くと、なっちゃんはとても深刻そうな顔をしている。

「どうしたの?」
「おにいちゃん……あたし、コドモにもどっちゃった……」
「へ?」

小5が「コドモに戻った」っていうのも妙な話なんだが。
「どうしたの?」

「もうおにいちゃんと『遊び』できないよ……」

それは困る!なんとかして説得しなければ。

「ちゃんと教えて。どうしてそうなったの?」

30分くらい説得を続けてようやく聞け出せたのは。

「私、おねしょしちゃうの……」
「え」
「それもおにいちゃんと『遊んだ』あと、必ずおねしょしちゃってる……」

なんだ、そういうことか。

「なっちゃん、それはおねしょじゃないよ」
「ほんとに?」
「んと、俺となっちゃんが遊んで、なっちゃんはとても気持ちよくなってくるでしょ」
「……うん」
「そうすると、濡れちゃうんだよ」
「……それ、おしっこじゃないの?」
「違うよ、おしっこの匂いはしないはず。女の子はきもちよくなると、アソコが濡れるようになってるんだよ」
「ほんとにほんと?」
「うん。じゃあ、ちゃんと書いてある本を見せてあげるから、今から駅に行こう」

俺がセックスのことを知ったのは小6だった。知ったきっかけは……本だ。
エロ本の類じゃなく、百科事典。駅前の大きな本屋の5階、
あまり人のいないこのフロアに百科事典が置いてあり、
俺はそこで本を立ち読みしていた。

「第五巻 人体」

そう書かれた本の後ろのほうにあったのは。

「第八章 生殖器」

俺はこの章を読んでセックスというのを知ったのだった。

近所のタバコ屋で合流すると俺となっちゃんは駅前の本屋に向かった。

いつも俺が読んでいた事典を手にとる。

「ほら、ここ……」

難しい用語が並んでいたけど、要するに女の子の体にエッチなことをすると、アソコが濡れるということは、なっちゃんでもわかったようだ。

「ふぇぇぇぇん……よかった、もうおにいちゃんと遊べないと思ってた……」
「じゃあ、戻ろうか」
「うん……ちょっと待って……この絵、なぁに?」

それは!

下腹部を縦に切った断面図。男の竿や玉もまっぷたつに割られて書かれている。
その隣には女性の図。膣、子宮……。

そしてもう一つが、後ろから挿入した形で描かれている人体の図だ。
同じように縦の断面になっているので、勃起したチンポが膣の中を埋め尽くし、子宮口の手前まで挿入されている図だった。

俺がセックスの真実を知ったのはまさにこの図だった。

「おちんちんを、女の子のアソコに入れてるんだよ」

小さい声で言う。

「えええええ、どうして?」

「そうすると、赤ちゃんができる」

「ホントに? ほんとのほんと?」

「だって、ここに書いてあるよ。それにこれはとっても気持ちいいんだって」

「へぇーーー」

「なっちゃんはまだ……その……生理まだ?」

「……うん、まだ……」

「もう学校で習ったよね」

「うん……一学期に。でも、赤ちゃんのコトは知らなかった……」

「とにかく、なっちゃんの体はおかしくないから。ね?」

「……うん」

なっちゃんの家に戻る。あと30分しかない。

「なっちゃん、まだ不安だと思うから、こうしよう。全部脱いじゃって……それで、遊んだあと、アソコがどうなってるのか調べてみたらいいんじゃないかな」

「全部、脱ぐの……?」

「うん。そしたらおねしょじゃないってわかるよ」

よくわからない論理でそう言うと、なっちゃうは服をするすると脱ぎ始めた……。

後ろからなっちゃんの胸をやさしく触わる。さわさわと触ったり少し強く揉んだり……。
そして、仰向けにしたなっちゃんの上に覆いかぶさり、いつものようにその幼い乳首をなめたり、吸ったり、唇で咬んだりする。

「おにいちゃん……恥ずかしいよぉぉぉ、はぅぅぅぅぅ」

「なっちゃん、アソコを調べてみてごらん」

「うん……あ!」
「どうだった?」
「びしょびしょになってる……」
あそこを調べた左手を鼻のところにもって匂いをかいでいる。

「おしっこじゃない……おねしょじゃなかったんだ……」
「おにいちゃんも調べていい?」
「だめ……恥ずかしい」
「おにいちゃんもなっちゃんのアソコ見てみたいよ……」
「だめだよううう」
乳首をぴんぴんに立たせた美少女にそんなことを言われて、俺は手をなっちゃんのおまんこへ……。

!!

ぐしょぐしょだった。
確かにこれはおねしょと間違えるかもしれない。
畳に少しシミまでついてしまっていた。

「なっちゃん、すごい、濡れてる……」
「やん……いっちゃダメ……」

そのとき俺は思い出した。たしか割れ目の上のほうに「陰核」っていうのがあって、そこを刺激すると性感が高まる……とか書いてあったな。

人差し指をなっちゃんの幼い亀裂に差し入れた。

「ひゃああああんん」
なっちゃんは全身をぶるるんと震わせた。
「お願い、おにいちゃん、だめ。これ以上は怖いよぉぉぉ」

そのとき、俺の指が何かをとらえた。

「ひゃあああああああ」

ここだ。
たっぷりと濡れた指でその小さい豆をこすってみた。

「ひゃ、ひゃ、ひゃ、だ、め、お、に、い、ちゃ、ん……」

横から抱く形を取り、俺はなっちゃんのクリトリスをこねた。唇は右のおっぱいを吸っている。畳にこすりつけられたチンポはいつでもイキそうなほど勃起していた。

「ひゃ、ひゃ、あ、あ、あ、あ、ああああ、あふん、あうん」

「なっちゃん、好きだよ、きれいだよっ」

そんなことを言いながら俺はなっちゃんの体をむさぼった。
11歳の体は未だに知らなかった未知の感覚……性感に体を溺れさせていく。

「あふううううんんん、おにいちゃんっ、気持ちいいっよぉぉぉぉ」

そのときにまた俺が射精してしまった。

いつも俺の射精が終わりの合図。それは俺にしかわからないので、なっちゃんはいつも俺が「今日はこれでおしまい」というまで、愛撫を受け続け感じ続けていたのだった。

「はぁはぁはぁ……おにいちゃん、あそこ、すごい、いい……」

次回からなっちゃんとの遊びにもう一つ触る場所が増えたのだった。

(続く)

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テレコミシリーズ、支援してます。
俺はこのシリーズ読んでコレ書こうと思ったので・・・

今日はあと一本書ければいいなあ
思い出しながら書いてるので……