昔の話だけど書いてみる。

最初は俺が中一のときだった。

俺には二つ下に妹がいて、近所に妹と同い年の女の子が住んでいた。
小さい頃から住んでたので幼なじみのようなもんだったけど、俺は近所の子とはあまり遊ばず、学校の友達ばかりと遊んでたのであまり顔をあわせることはなかった。

中一の夏休み、外から帰ってくると珍しいことに妹とその女の子(奈津子ちゃん)が家にいておしゃべりをしていた。

「めずらしいな?」
「おじゃましてます?」

そのうち三人で遊ぶことになった。
といってもファミコンさえない時代、実にくだらない遊びだった。
俺が審判となって、妹と奈津子ちゃんが腕立て伏せ対決をしてみる、とかそんな感じ。
体力では当然俺が上なので、二人が対決する形になったのだった。

仰向けに寝て、足を90度上げて何秒耐えられるか、なんていうのをやった。

よーい、どん。

競争じゃないけど、とりあえずそんな掛け声で。

そのとき、俺は気付いた。いや、見えてはいたけど認識したくなかったのか。

奈津子ちゃんの胸がけっこうふくらんでいたのだ。小5にしてBカップくらいあったかもしれない。妹もけっこう膨らんではきていたので、その年から俺は妹と一緒に風呂に入るのを禁止されていた。妹の膨らみ始めたおっぱいを見てた目でも、やはりけっこう大きい。

「もう、だめー」

妹の負け。

別に罰ゲームはなかったんだけど、負けず嫌いな妹は「もっとなんか別のしよ」と言ってきた。俺は思いついた。

「俺が10秒間くすぐるから、どのくらい耐えられるか勝負だ」

一人を俺がくすぐる。もう一人は時計係。

まずは妹から。妹とくすぐりあいなんてのは小さい頃からよくやっていたので、急所もよく知ってる。

「よーい、どん」

座っている妹の背後から覆いかぶさるようにしてわきの下から、わき腹。これで勝負あった。

「だめだめ、もうだめ?」
妹はわずか3秒でギブアップ。次は奈津子ちゃん。

「私、だいじょうぶかなぁ?」

奈津子ちゃんは大きな目を伏せ目がちにしてる。

「よーい、どん」

同じように背後から覆いかぶさりくすぐりはじめた。必死に耐えてるのか肩が小刻みに揺れる。ポニーテールにした髪からほのかに漂うシャンプーの匂いが俺の何かのスイッチを押した。

両手を前に回し、お腹のあたりをこしょこしょしてみた。奈津子ちゃんはまだ耐えている。そして、その手を上へ……。

気付いたら、俺は奈津子ちゃんのおっぱいをやさしくもみもみしてしまっていた。アレは十分に勃起していた。それを奈津子ちゃんの腰にこすりつけながら胸をもんだ。奈津子ちゃんはビクッとしたけど何も言わない。背後からなのでどんな表情をしているのかもわからない。

小5のおっぱいはまだ固く弾力があった。いい匂いがする。

「あーーー、兄ちゃん、なっちゃんのおっぱい揉んでる??変態??」

という妹の声で我に返った。

「ちょ、ちょっと当たっただけだって」
内心かなり焦ったが、話を無理やり変えるため判定に。

「なっちゃん10秒耐えたので勝ち?」

かなり後で聞いたんだが、負けるのが悔しかった妹は10秒どころか30秒も待っていたらしい。そのくらい俺はなっちゃんの胸をもみまくったことになる。なんか長いと思ったけど気のせいではなかった。

勝負が終わったあと、なっちゃんは真っ赤な顔をしていた。まともに俺のほうを向かない。俺もなんとなく気まずくなって「んじゃ、俺宿題するわ」と二階の自室へこもった。

こんなたわいもないことがはじまりだった。

数日後、遊びから帰ってくる途中、なっちゃんに呼び止められた。うちは袋小路の奥にあるので、必ずなっちゃんの家の前を通らないと家に帰れない。

「おにいちゃん、ちょっと……」

数日前、おっぱいを揉んでしまった女の子に呼び止められてビビった。
親に言いつけたのかもしれない。

「な、なに?」
「ん、ちょっとうち来て」

ものすごい緊張をしながらなっちゃんの家に入る。玄関までしか入ったことがなかったけど、上へ上がるよう促された。

「こっち…」

家には誰もいなかった。彼女は母子家庭でお母さんは夜の仕事もしていたので、あまり家にいないことを忘れていた。

「な、なに?」
「……このあいだ、おにいちゃん、私の……胸 さわったでしょ……」
「あ、当たったかなぁ」
この後に及んでしらばっくれてみる。
「ううん、ちゃんと揉んでた。理奈(妹のこと)ちゃんも見てた……」
「あ、ああ……ゴメンな、ちょっとな、なっちゃん、けっこうふくらんでたから、どんなかんじなのか知りたくなって……ほんと、ごめんな」

「ううん、ちがう」

「ん?」

「あの日からあのときのこと思い出すと、なんか変なの」
「変?」
「おにいちゃんに……さわられてたとき、なんか気持ちよかったの……、それで寝る前とか自分で揉んでみたんだけど、自分では気持ちよくならないの……。私の体、変なのかなあと思って」

ホッとした。別に親に言いつけたわけでもなければ、妹になにか言ったわけでもなかったらしい。それよりも、これ、つまりどういうことだろう……。

「んで、俺、どうすればいいの?」

鈍い俺はバカなことを聞いてしまった。その瞬間、奈津子ちゃんは顔を真っ赤して、「えっと…えっと…」と下を向いている。

「あのときみたいにして……」

頭に血が昇って蒸気が吹き出すってマンガがあるけど、アレみたいになった。

えと つまり 胸を 揉んでくれ と言ってるのか?

中一で当然童貞の俺だ。今のグラビアヌード程度でカチンカチンに勃起できるくらい100%童貞だ。それなのに、これはちょっと難易度ハードじゃあないか!!(ある意味ではベリーイージーとも言えるか)

「んと、なっちゃんのおっぱい 触ったらいいの……?」

なっちゃんはコクンとうなづいた。
俺はなっちゃんの背後に回り、手をなっちゃんの胸に当てた。アレはもうギンギンになっていた。(続く)