私には大好きなお兄ちゃんと呼ぶ男の子がいました。
物心ついた頃には、そのお兄ちゃんと遊んでいた気がします。
お兄ちゃんは、母の実家の近所の子供でした。
母の実家はかなりの田舎で、玄関は常に開いていて
隣家も歩いて勝手に入っていいような雰囲気でした。

私は父に似て、一重で地味な顔立ちだったのですが
そのお兄ちゃんは目鼻立ちがくっきりしていて、アイドル系の顔をしていました。
とにかく可愛くて有名で、おばちゃん達には大人気でした。
当然そんなお兄ちゃんを、私も大好きでした。
「かっこよくて優しいお兄ちゃん!お嫁さんになる!」
という小さな私を、お兄ちゃんもとても可愛がってくれていましたね。

私が小学校1年生の頃の話です。
その頃は毎年恒例でおばあちゃんの家に泊まりに行っていました。
おばあちゃんが大好きな私は、毎年夏休みに泊まりに行くのが楽しみでした。

お兄ちゃんに会えるのもその時でした。

でもその頃のお兄ちゃんは、小学校5年生になっていました。
可愛がってはくれるけれど、部屋でゲームをしていることが多くなり
小さい頃のように1日中ベッタリ遊んでくれることが無くなり
とても寂しかったのを覚えています。

ある夜、田舎の家が怖くて眠れない日がありました。
子供ながらに、成長に従って”怖さ”を覚えていったのだと思います。
部屋の中よりも、外の方が月明かりで明るくて怖さが少し和らぎました。
こっそり両親の布団から抜け出し、廊下で月明かりの下にいました。

すると、お兄ちゃんがゲームをしていた部屋に小さな明かりが見えました。
小学校5年生にもなると、1人で部屋に寝ていたお兄ちゃん。
まだ「起きているんだ!」と嬉しくなって、お兄ちゃんの家に向かいました。

勝手に縁側から家に入り、ノックもせず、突然ドアを開けると、
ビックリした顔のお兄ちゃんと目が合いました。
手にはおちんちんが握られていました。

すごく慌てた様子のお兄ちゃんに対して、
その意味が分からない私は無邪気に近づいていきました。
「おばちゃん達には言わないで」
泣きそうなお兄ちゃんに、何を慌てているのか、何故泣きそうなのか謎な私。
「何がー?お兄ちゃん、ちんちんかゆいの?」
と聞くと、お兄ちゃんも状況を理解した様子でホッとした顔をしました。
「そうだよ、かゆくてかいてたの。でもちんちん触ると父さんに怒られるんだ」
と言うので
「大丈夫!あたし、内緒にするよ」
と答えると、ニコっと笑って「ありがとう」と言われました。
私は嬉しくなって、隣に座りました。
するとお兄ちゃんは
「まだかゆいからかくんだ、恥ずかしいからちょっと帰ってくれないかなぁ・・・」
言われた私はショックで半泣きになると、お兄ちゃんは慌てて
「ごめんごめん、泣かないで!じゃあ大人しく見ててね」
と言って、またおちんちんを擦り始めました。

なんだか苦しそうで、大丈夫?大丈夫?と一生懸命励ましました。
「うん、大丈夫、大丈夫」と呟きながら、必死な様子で手を動かすお兄ちゃん。
助けたい私は、手伝おうと手を伸ばし、ちんちんを掴んで一緒に擦ると、
お兄ちゃんは
「あぁーっ」
と声を上げて、おちんちんの先からちょろっとおしっこを出していました。
私はお兄ちゃんの異変にオロオロ、泣くのを我慢してヒックヒックしていました。
お兄ちゃんは私の頭を撫でながら
「もう大丈夫、ありがとう。もうかゆくないよ」
そう言われて、やっと安心した私は、涙がポロポロ出てきました。

あの記憶は強烈で、ずっと”お兄ちゃんを助けてあげた自分”の誇らしい記憶だったのですが
単にオナニーを手伝ったんだなあと、今ではちょっと笑えてしまいます。

それにしても皮は被っていたものの、5年生でシテるなんて、今思うとすごいですよね。