通学路に変質者が出た、と聞いたのは、通っているバレエ教室でのレッスンの後でした。マスクをした小太りの男で、黒いコートの下に、黒いレオタードとタイツを穿き、女の子にイタズラをするそうです。

その話を聞いて私は、10歳の頃、バレエ教室のロッカーで、知らない男に体を触られた事を思い出しました。もう7年も前の事なので、詳細は忘れましたが、その男も変質者だったと思います。

気をつけなきゃね、と言いながらバレエ教室を出た私は、携帯のバッテリーを充電する事を忘れていました。家までギリギリ持たせるか、途中のコンビニで充電器を買うか考えていると、誰かが後をつけてくる気がしました。家まではまだ距離があり、暗い道が続きます。

怖くなった私はコンビニに入り、お母さんに迎えに来てもらう事にしました。でもお母さんは電話に出ません。パッテリーが残り少ないので、いったん電話を切りました。

困ったなと思い、立ち読みしていると、その男が店に入ってきました。30歳くらいで小太り、長髪でマスクをしています。コートの裾から、黒いレオタードとタイツが見えました。こいつだ。

私は動揺しました。どうしよう、外に出たら追いかけて来るかもしれない、それよりはここでお母さんを待つ方が、などと考えていると、男は私に近寄ってきました。

臭くてキモい奴でした。距離を置いても、男は私に接近してきます。私の制服と黒タイツをジロジロ見ながら、コートの中に手を入れて、モゾモゾし始めました。

やだ、何してるの?

いたたまれなくなった私は、店員さんに助けを求めようとしましたが、レジには誰もいません。そうこうしている内に、男もレジに来て、私の後ろにピタリと並びました。

私の後ろで男がハアハア言う声が聞こえます。臭い息が髪にかかり、我慢できなくなった私は、レジを離れトイレに逃げ込みました。

トイレの中からもお母さんや友達に電話したり、LINEで助けを求めましたが、誰からも返事がありません。

突然、トイレのドアをノックする音。ドアの隙間から外を見ると、男の顔が目の前にありました。悲鳴が出そうな口を押さえ、トイレの奥に逃げました。男は尚もドアをノックします。思い余った私は110番しました。

「110番です。どうしましたか?」

警察の人の声が聞こえた瞬間、バッテリーが切れました。

パニックに陥った私は、トイレの中を見渡しました。何か身を守るものは?

便器を洗うブラシと、スッポンする道具しかありません。スッポンを持って男と戦う私を想像しましたが、あり得ないと諦めました。このままここで助けを待とう。そのうち店員が気づき、お母さんや警察が来てくれると信じて。

小一時間が経ちました。ドアの隙間から外を伺うと、男はいません。用心しながらトイレを出て、店内を見渡すと男は消えていました。

外を見ても人影はありません。

良かった・・。

その時、肩を掴まれました。

「バレエを習ってるの?いいね、僕にも教えてよ。」

男は私の首に四角い箱を当て、ビリッとした瞬間、目の前が真っ暗になりました。

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尿意を感じて目が覚めました。私は倉庫のような場所で立ったまま、柱に縛り付けられていました。倉庫の中にはバレエのレッスンバーがありました。

男がいました。ぷよぷよの体を黒いレオタード、タイツに包み、ニヤニヤしている様にゾッとしました。

「可愛いね。その制服すごく好きだな。あと、レオタードも好きなんだ。着てくれるよね。」

男は私のバッグから取り出した、レッスン着をヒラヒラさせています。

男は自分の股間を触りながら、私に近づきます。その手が脚に触れた瞬間、私は物凄い悲鳴をあげました。

男は少し怯みましたが、そんな声を出しても誰も来ないよ、と私を軽くビンタして、私のバレエタイツを口に押し込みました。

殺される、と思いました。こいつを怒らせてはいけない。

「僕の友達になれば家に帰れるからね。分かった?」

私はバレエタイツで口を封じられ、激しく頭を縦に振りました。

制服の上から上半身を触られ、タイツの上から下半身を執拗に弄られました。男は私のスカートを脱がせました。黒タイツの下半身が露わになったのを見て、

「黒タイツ、すごくいい、綺麗な脚、黒タイツ最高。」

男はハアハア言いながら、私の脚を撫で回したり、舐めまわしたりしました。男の舌が私のタイツの上を這い回る姿は、ケダモノ以外の何者でもありません。さらに、男はタイツごしに私のお尻や股間を触り始めました。

男の手と舌の気持ち悪さを我慢していた私も、尿意は我慢できなくなってきました。男が下腹部をグイグイ押すと、今にもおしっこが漏れそうです。

男は私が排尿を我慢している事に気がつきました。

「おしっこ、出そうなの?」

さっき、コンビニのトイレにいたのに、なんで用を足しておかなかったのか、自分の間抜けぶりに腹が立ちました。

「せっかく綺麗なタイツを穿いてるのに、漏らしたら台無しじゃないか。我慢できるよね。」男は顔を近づけ臭い息を吹きかけます。

私は涙を流しながら、我慢します、我慢しますと頷きました。

男はローターを取り出し、スイッチを入れました。

「これ、使った事ある?」

ローターを私の下腹部に当てながら、卑猥な質問をする男。

「セックスした事はあるのかな?今までに何本くらいチンボ咥え込んだの?オナニーはするんでしょ?指で?オモチャは?バイブは入れた事ある?ローターは?」

私の答に関係なく、男は私を欲求不満の女子高生と決めつけたいようです。

「お金持ちの家の子で、バレエを習ってて、こんなに可愛いのに、君ってどスケベなんだね。いいよ、僕が楽しませてあげるから。」

こんな最低のケダモノに、体を弄ばれて、人格否定されている自分が情けなくて、悔しくて涙が出てきましたが、尿意は限界に達しています。

男はローターをタイツ越しに、クリトリスに当てました。初めてのローターの感覚に、体が跳ね上がりました。ピクピク動く私の下半身を見て、

「ほうら、やっぱり感じてる。これが欲しかったんだね。」

男は私の性器をローターで弄びます。ここを出たら殺してやる、と思いました。殺人罪に問われてもいいから、こいつを殺す。その一点に意識を集中させ、ローターと尿意に耐えました。

男はローターを直接、私の性器に当てました。体が激しく跳ねました。今までに感じた事のない刺激、尿意とは別に内側からこみ上げてくる、感覚に私は動揺しました。

気持ちいい・・・

私は自分の頭がおかしくなったと思いました。監禁されて猥褻な事をされているのに、私は感じてる。嫌だ、こんな私は嫌だと思いましたが、体の震えが止まりません。おしっこも漏れそうです。

「今、どんな気分?」男は私の気持ちを見透かしています。

「おしっこしたいです・・お願い、トイレに行かせて下さい。」
「ここにトイレはないよ。漏らしたら承知しないから。」

悪魔だと思いました。もう限界です。出したい。逝きたい。

男はローターをタイツの中に入れたまま、自分の性器を露出させ、手でしごきました。

「これが欲しい?僕と一緒にに逝けそう?」

ブルブル震える私の下半身に、男は勃起した性器を押し付けてきます。ローターが当たっているクリトリスに、性器をグイグイ押し付ける男。

「ダメです。ダメです。やめて!いやああっ!」次の瞬間、私はオーガズムに達し、同時に激しく漏らし始めました。タイツの中に温かいおしっこが溜まり、それが腿を伝って床へビチョビチョと垂れます。おしっこは止まらず、パンツとタイツをびしょびしょにしながら、ジョロジョロと音を立てて、床を汚していきます。同時に男も頂点に達して、体を震わせながら、私の黒タイツへ射精しました。おしっこがようやく止まると、男は性器を私の黒タイツに擦り付け、残った精液をタイツで拭き取りました。
私は下を向いて泣きました。男は私の悲惨な姿に大興奮で、おしっこで濡れたタイツに、精液を塗りたくりながら、声を上げて笑っています。

「キャハハハハハ!いいね!いいね!こんなのしたかったんだ。君って最高。」

最低だと思いましたが、男は真顔になり、

「でも約束を破って漏らしたね。償いをしてもらうよ。」

私は必死に、ごめんなさい、ごめんなさいと誤りましたが、それが余計にケダモノに火を付けたようで、またビンタされました。私は拘束を解かれ、自分が作ったおしっこの池の中に跪かされました。

「口でチンポ掃除して。フェラチオできるでしょ?」

もちろんそんな事はした事がありませんが、男の機嫌を取るために、臭い性器を口に入れました。

私のフェラチオが下手なので、男は機嫌が悪くなり、私の頭を掴み、自分の性器を出し入れし始めました。性器が喉の奥に当たり、うげっとえずくと、さらに激しく腰を動かす男。歯が当たって腹を立てた男は私のお腹を蹴りました。その衝撃で、性器が口から外れ、唾液が溢れました。お腹をこれ以上蹴られたくないので、ごめんなさい、ごめんなさい、すみません、と吐きながら必死に謝りました。ケダモノはまた私の口に性器をねじ込み、しゃぶれよ、心込めてしゃぶれよと言っています。一瞬、性器を噛み切ってやろうかとも思いましたが、私の顎の力で噛みきれる自信がなかったし、男の暴力が怖かったので、おとなしくフェラチオを続けました。やがて、男は呻きだすと、またブルっと震え、私の口の中に射精しました。出すな、飲め、と言われ私は男の精液を飲み込みました。舌にネバネバした感触が残りました。

汚れた服とタイツを脱がされ、全裸にされた私は自分が汚した床を雑巾で掃除させられた後、私は男に全身を舐められました。気持ち悪い舌が口の中に入ってきたり、体の上を這い回るのに我慢できなくて、目を閉じていると、ちゃんと見て、と言われました。

男はおしっこだらけの、私の陰部も丹念に舐めました。性器の中にまで舌が入ってきて、唾液でドロドロにされました。その後、指を性器に入れられましたが、体を固くして耐えていたので、男は指をやめて、バイブレーターを私の膣に入れようとしました。なかなか入らないので、男はバイブレーターにローションを塗りたくり、私の膣にもローションを垂らしました。冷やっとしたローションに、体がピクンと震えました。

男がバイブレーターを私の中に入れていきます。痛くはなかったけど、長くて太いので奥まで入れられるのが怖くなりました。男は、ここ?この辺?ここがいい?と私の感じる場所を聞きますが、早く終わって欲しかったので、そこ、と嘘をつきました。 男は喜んで、バイブレーターのスイッチを入れ、私の膣を犯しました。すごい振動が伝わってきて膣が壊れないが心配です。男はいいか?感じるか?としきりに聞くので、そこ、そこがいいです、と心にも無い事を言って、感じている演技をしました。適当な時間を見計らって、私はバイブレーターで逝ったフリをしました。バイブが抜かれた膣からは、ローションにまじって、私の出した粘液が、ドロリと出ました。

男は自分の性器を私の膣に入れようとしましたが、固い膣に入るほど、勃起してない様子で、挿入は諦め手で出してと言われました。私はローションを付けた手で、男の性器をしごきました。男は私の膣に指を入れたまま、ああ、うう、と呻いています。やがて出したくなったようで、顔こっち、顔こっちと言いながら、私の顔面に射精しました。生暖かい精液が頬を伝い、口に少し入りました。

シャワーを浴びて来てと言われました。シャワー室はとても不潔で、異様な臭気が漂っていました。栓を捻ると出てきたのは冷たい水だけです。私は震えながら、冷たいシャワーで、おしっこと精液を落としました。

この後、何をされるのかすごく不安でしたが、シャワーを出るとタオルを貸してくれて、帰ってもいいよ、と言います。てっきり延々とレイブされると思っていたので、少し拍子抜けがしましたが、男はあっさり解放してくれました。

「この続きはまた今度ね。ご苦労さん、気をつけて帰ってね。」

私が今日の事を通報しないとでも思っているのでしょうか?舐められた感じがして、ムカつきましたが、取り敢えず服を着て、おしっこで濡れた黒いタイツはビニール袋に入れて倉庫を出ました。

ここが何処か、分からなかったので、しばらく歩くと拉致されたコンビニに行き当たりました。そこで黒タイツを買ってトイレで穿き、濡れた黒タイツはゴミ箱に捨てました。バッテリーの切れた携帯を充電する間、精液でグシャグシャのメイクを直していると、涙が溢れてきて、嗚咽しました。なんで私だけが、と思うと、悔しくて情けなくて震えが止まらず、私はトイレで泣き続けました。

トイレを出た私は、コンビニで大きなカッターナイフと、ハサミ、ロープ、ゴミ袋、殺虫剤を買い、倉庫へ戻りました。