夏休みに少年少女は遊ぶ。
夏休みに少年少女はちょっとした冒険をする。
夏休みに少年少女はひと夏の体験をする
10代前半の少年少女が森で遊んでちょっとした冒険してひと夏の体験を済ませる、夏休みカルトムービー『思春の森』(Maladolescenza)です。
話のあらすじをそのまんま紹介してみたが、まるで『スタンド・バイ・ミー』みたいですな。
爽やかーw
もちろん中身は知る人はご存じの通り、業界では知らぬ者無いお芸術界のロリータ女王・エヴァ・イオネスコ出演のガチロリ映画ですが。
   
   
    
映画が始まって一番はじめに目にする画面が、イタリアン松潤に黒田勇樹をふりかけたような微妙なお年頃の少年のフルヌードですぜ。
スクリーンのど真ん中に少年ふりちん大映しw
世間の性道徳犯す気満々のオープニングだ。
そんな大胆なふりちん少年ファブリツィオ(マルタン・ロエブ)は、毎年夏休みに別荘の森で朝から晩までぶらぶら遊んでばかりいる。
そこへ幼なじみの少女ラウラ(ララ・ウェンデル)がやってきて遊び仲間に加わるのがお約束。
森を走り回り、野原をゴロゴロ転がり、かくれんぼしたり、謎の遺跡を探検したり。
子供の頃はお互い無邪気に遊んでいたが、色気づくお年頃になると雰囲気が違ってくる。
ファブリツィオを好きなラウラは「今年の夏はあたしの処女を奪って」とノーブラにパンチラ見せ見せで誘うが、彼は手を出してくれない。
それどころかドS気質の彼は犬嫌いの彼女に愛犬のシェパードをけしかけて脅したり、囚人ごっこと称してラウラを木に縛って放置し、彼女の体にぶっといヘビが這い回り(いやーん)泣き叫ぶのを眺めて満足してる始末。
でも酷い目に遭ってもついて行ったおかげでいい事にめぐりあう。
  
ある日冒険中に嵐が来まして、洞窟の中で2人雨宿りするはめになり、寒いから温まろうなーんてベタすぎシチュで念願の初体験を達成する。
ちなみに少年少女が全裸で堂々と絡み合うシーンあり。
しかし晴れてファブリツィオとデキて間もなく、とんでもねえライバルが出現する。
森の中の大きなお屋敷に避暑に来た謎の金髪少女シルヴィア(エヴァ・イオネスコ)だ。
弱冠12歳にして圧巻のフェロモン。
ロリ女王の威力ハンパねーな。
ロリ娘のお色気バズーカ砲にファブリツィオは完オチ、ラウラをあっさり捨て森の中で遊んでやりまくる。
ちなみに12歳が惜しみなく全裸でがっつり腰を振る。
屈辱の涙に濡れるラウラだが、追い打ちを掛けてファブリツィオ&シルヴィアに毎日いじめられる。
パシリ扱いにとどまらず、弓で射られるわ、2人の騎乗位セックスを見せつけられるわ、2人に目の前でションベンしろと強要されるわ、さらに上からファブリツィオが小便振りかけるわ
ひっでーw
   
子供のいじめは無邪気に残酷だ。
こうしてファブリツィオには天国の、ラウラには天国から地獄の夏休みが終わる。
ファブリツィオは「ずっと一緒に森で暮らそうよ」とシルヴィアに告るが、女は現実的な生き物だから「寒い秋冬に森なんかいねーよアタシ都会へ帰る」とさっくり断られる。
で、夏休み最後の日に冒険してたらお約束通り嵐が来まして、3人で洞窟に入るがファブリツィオはわざと道に迷う。
「寒い!暗い!」とパニくるシルヴィアに彼は「ここから出れない、ここで暮らそう」と最後の説得を試みるが、シルヴィアは動転して「いやぁー離してー帰るー」と泣くばかり。
逆上したファブリツィオはサバイバルナイフでシルヴィアを刺してしまう。
ファブリツィオは傍らで固まるラウラに「お前は道知ってるだろ。帰れ」と命令し、自分は犬と死体と洞窟に残るのだった。
  
  
  
  
1976/1977年製作、公開されたイタリア映画だが、法律的な問題から実際に作られた場所はオーストリアである。
「映画史上の中でスキャンダルフィルムの名に値する数少ない古典のひとつ」 (Michael Schmitz)。
当時14歳(12歳説あり)のララ・ウェンデルと12歳のエヴァ・イオネスコが、胸・局部を露わにしセックスシーンを演じたことで、欧州では公開時から問題になり上映中止となる都市もあった。
2004年に無修正完全版フィルムが欧州諸国で販売され、ドイツでは2006年のカールスルーエ地方裁判所の決定により無修正版は回収を余儀なくされた。
その後も、オーストリアでは合法的に流通している。
    
日本では1979年に一般上映。
1999年の児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律の施行により、2001年秋に発売された修正済みのDVD(日本版)が、すぐに回収処分された。
2004年9月には、輸入された無修正のDVD(ドイツ版)の国内販売にたいして同法が適用され、逮捕者がでた。
     
    
    
     
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