俺が21の時の話。

その日は、食中毒をおこし、朝に病院で点滴を受けてから、一人暮らしの家から車で20分の実家に帰った。

昨夜、下痢と嘔吐で一睡も出来なかった俺は、点滴の効果と実家の安心感から、すぐ眠りについた。

夜、部屋をノックする音と母親の声で目が覚めた。

「和樹、なんか同級生とか言うとる女の子3人来とるよ。」

寝ぼけながら俺は、部屋を出て母親に

「だれ?」(俺)

「見たことない子やったけど。」(母)

特に気にすることなく、玄関に向かいドアを開けた。

「久しぶり、元気しとった?」

そこには、恵美・亜紀・沙耶がいた。高校時代に学校の校舎改築のためにテニスコートが使えず、テニスコート

を時々借りていた女子高のテニス部員だった。一通りの挨拶が終わった後、冬だったこともあり家のなかで話を

することになった。家の中では、九時ごろに亜紀が門限があるので帰るというまで、高校時代の思い出話、互い

の近況報告で盛りあっがた。俺も三人を見送ったあと、翌日の仕事にそなえ一人暮らしの家に帰った。

 翌日、仕事を終え家に帰宅したのは、八時ごろだった。ビールを飲みつつ彼女に電話をし、食中毒でデートを

すっぽかしたことを謝り、他愛無い話をしているとインターホンがなった。宅配便だろうと思い携帯をもった

まま、玄関のドアを開けると

「ただいまー。」と笑顔の恵美。電話の向こうでは彼女が

「誰?」あせる俺は、口の前に一指し指をだし、恵美にアイコンタクト、

「いや、おかんが体心配して来たみたい、また折り返すわ。」といい電話をきった。

「どないしたん?」(俺)

「いや、昨日あんまり話出来んかったから。」(恵美)

「来る前は、電話してや。彼女来とったらやばかったし。」(俺)

「ごめん、ごめん。」(恵美)

 恵美は、部屋で飲むつもりでビールを持ってきていたが、簡単に男の部屋に入るなと俺は言い、近くの

いきつけの居酒屋で飲むことにした。恵美は、俺にとって特別の存在だった。高校時代に、三度ふられた女

で、最後には付き合えたがチューもできないまま、終わっていた。

恵美の居酒屋での会話は、酒が進むにつれエロい話になっていった。5年の歳月はすごいもので、あんな純情

だった子が、と複雑な気持ちで会話をしていた。普段ならエロい女は好きだけど、青春が崩れていくようで。

 恵美は、だいぶ酔いが進み、暑い暑いと言いはじめジャケットを脱いだ。チューブトップだけの上半身に、

俺はおもわず目をむけていた。

「どこみてんのー?」

と言いながら、腕で谷間を強調してくる恵美。

「もう、ええがな。」と視線をそらす俺。

「ほんまに、ええのー?」と言いながら座敷のテーブルをまたいで隣にくる恵美。

 俺はとことん迷った。青春時代の綺麗な思い出として残しておくため我慢するのか、人生で唯一ふられた女

にリベンジするのか。しかし、そんな迷いもたったひとつの行動でなくなる。恵美がチューをしてきた。

「ほんとは和樹と、高校時代にこうしたかった。でも和樹が童貞じゃないの知とったから、悔しくて出来んかっ

た。最初の人は、初めての人が良かったから。」(恵美)

「なんやねんそれ。」(俺)

 俺の股間をジーパンの上から撫ぜる恵美。硬くなりつつある俺のち○ぽを、ファスナーをさげ取り出し、

舐めはじめる。最初は、舌先で亀頭をペロペロ。

「わたし、下手くそかも知らんけど・・」

笑顔で頷く俺。裏筋、袋とチロチロ攻めてきた後、咥えこむ。ゆっくりと。一分ほど過ぎた頃、音が立ち始め

る。

「チュポ、ジュポ、ジュルル。クチュン、クチュン。」

何処が下手くそやねん。と思いながら気持ちよくなっていく俺がいる。しかし、次第に大きくなっていく音に

個室とはいえ、周りの客に気づかれないか不安になってきた俺は、

「部屋もどろか?」(俺)

「まだイキそうにない?」(恵美)

「いや、もうちょっとかも。」(俺)

「じゃぁ、一回だしてから。」(恵美)

間も無く発射。顔をあげた恵美は微笑む。俺はなんとなく恥ずかしい気持ちで、笑顔で返す。

「ゴクリッ。」

無言でおしぼりで、ち○こを拭き始める恵美。風俗嬢か、と思いながらも口にはせず。ジーパンにしまった後、

伝票を持ち、レジに向かった。レジで会計を済ましていると

「おー、和樹来とったんか。」(秀)

「おー秀くん。こんばんは。誰と来てるんですか?」(俺)

「浩と。一緒に飲むか?」(秀)

「知り合いと来てて、ちょっとそいつ送らなあかんので、また今度お願いします。」(俺)

そこに、トイレに行っていた恵美がきた。

「知り合い?」(恵美)

「うん、中学のときの先輩。」(俺)

「先、いっとこか?」(恵美)

「いや、ええよ。ほな秀くん、また。」(俺)

俺と恵美は軽く会釈しながら店をでた。恵美は、寒いと言いながら俺の腕にしがみついてきた。そして腕をから

めたまま、家まで帰った。

 部屋に帰ると、まず俺はユニットバスにお湯をはりにいった。風呂を出ると、部屋のコルクボードに張って

ある写真を恵美は見ていた。恵美は、彼女?と聞いてきたが、俺は無言でボードを裏返した。

 その後、風呂に湯がたまったのを確認し、後から入ってきいやと恵美に言い、風呂に入った。

 数分してドアを開けて入ってきた恵美に、俺は感動をおぼえた。高校時代イメージでオ○ニーをしていたが、

それをはるかに上回る美しい裸だった。

「パーフェクト。」(俺)

「なによそれ。笑」(恵美)

お互い湯船に向かい合うようにすわり会話をはじめた。しばらくして、恵美が俺のチ○コを湯船の中でシゴキ

だした。恵美は、俺の尻を持ち上げ、自分の立てた膝の上におき湯船から、チ○コを出した。そう潜望鏡。

さっき言わなかった言葉をここでは出してしまった。

「風俗嬢か!」(俺)

「こんなん普通やん。」(恵美)

普通かー。またも淡い恋の思い出が消えていく気分。

「チュポ、チュポン。」

風呂なのでさっきより、音が響く。酒が入っているせいで、すぐのぼせてしまう。お互いの体を洗いあった後、

風呂を出た。

「秀くん、どうしたんです?」(俺)

「店しまって、まだ飲み足りんから和樹の家で飲もかって。さっきの子もう送ったんやろ?」(秀)

「いや、まだ。てか、風呂はいってますよ。」(俺)

風呂場から顔だけを出す恵美。

「パンツそっちおいてあるから、とって。」(恵美)

取りに行こうとすると

「この赤のスケスケのやつでええんかー?」(秀)

「それ。」(恵美)恥ずかしがりながら言う。

笑いながら匂いはじめる秀君。隣で笑う浩君。俺は苦笑いしながら秀君からパンツをとり、ほかの服と一緒に恵

美に渡した。

 結局、終電の時間を逃した恵美は家に泊まることになり、四人で飲みなおす事になった。俺の中学時代の

アホ話を秀君と浩君が、おもしろおかしく話してくれたり、恵美も楽しんでいる様子だった。

2時ごろに、二人が明日も仕事なので帰るということになった。マンションの下まで二人を見送りにいった。

「あの子か、お前がどないも出来んかった言うとった子は?」(秀)

「そう、あの子ですわ。まぁ、今日五年越しの。」(俺)

「今日は、いつもみたいにいかんわな。」(秀)

「どないですかね。恵美が嫌がらんかったら、俺はいいですけど。」(俺)

「ほんまかいな。ええんか?」(秀)

「もう、ある程度思い出つぶれてるんで。でも嫌がったら帰ってくださいよ。」(俺)

「おう、ほな後で。」(秀)

 部屋に戻る俺。

「ごめんな、つき合わさせて。」(俺)

「いいや、楽しかったよ。あんたの昔話聞けたし。」(恵美)

「明日、仕事は?」(俺)

「休み。あんた仕事やんね。もう寝なあかんね。」(恵美)

「いや、まだすることある。」(俺)

チューをする俺。大丈夫と言う目で見てくる恵美。頷く俺。さっき居酒屋で気持ちよくしてもらった分、今度

は俺から攻める。乳房をもみながらキスを繰り返す。

 一通りの愛撫が終わった後、恵美のマ○コに顔をうずめる。やさしいクンニから、やがてイ○リー岡田ばりの

クンニへ。恵美は荒い息を繰り返し、

「和樹にこんなことしてもらえるって、思わんかった。」(恵美)

俄然やる気の出てきた俺は、手マンへと

「ピチャ、ピチャ、ピチャピチャ。」

とリズミカルな音が響くのと同時に

「あんん、あっ、・・きもちい・・。」

と恵美のこえが響く。

 ガチャリ。ドアのあく音。恵美はびっくりして布団をかぶる。

「悪い、悪い。ジッポ忘れて帰ってもて。」(秀)

探すふりをする俺。布団から恵美の顔だけがでている。やがて浩君が

「ごめん、恵美ちゃんベットにあるかもしらんから、そこどいてくれる。」(浩)

布団を巻きつけてたつ恵美。浩君がベットへ移動する。その行動を見る恵美。さらにその後ろから、秀君が

恵美の布団をさげる。

「きゃー。」

悲鳴をあげしゃがみこむ恵美。

「おー。」(浩、秀)

「恵美ちゃん、俺らもまぜてよ。ええやろ?」(秀)

俺を見てくる恵美。

「嫌か?」(俺)

嫌といってくれと願う俺がいる。少しの沈黙のあと、

「舐めるだけでもええから。」(浩)

また俺を見てくる恵美。また少しの沈黙。

「あかん、もう我慢出来ひん。」(浩)

恵美の隠しきれていない身体を見ながら、浩君はオ○ニーをはじめた。照れながらも、浩君の立派なチ○コを見

ている恵美。

「恵美ちゃん、もうちょっと身体見して。ほな、はよ終わるから。」(浩)

困った顔をしている恵美。もう、断る気ないなと思った俺は、恵美の後ろにまわり

「見せるだけ、ええか?」(俺)

後ろから抱きつきながら聞いた。案の定、顎を縦に、こくりと引いた。後ろから、胸を押さえている左手と、下

を隠している右手をゆっくりほどいた。

「パーフェクト。」

数時間前に俺が言った言葉を聞き、恵美は笑った。この{ぱーふぇくと}という言葉、俺たちが乱交をするとき

女性の身体を、褒めるためによく使う言葉なのだ。一気にほぐれた場で、

「恵美ちゃんが、和樹のん舐めとるとこ見して。」(浩)

まだ照れた恵美だったが、俺が前にまわりパジャマがわりのジャージとパンツを下ろすと、俺の目をみつめた後

仁王立ちフェラをはじめた。居酒屋とは違い最初から、激しいものだった。恵美も興奮していたのだろう。

「ジュポ、ジュポ、ジュポ。」

いつの間にか秀君もオ○ニーをはじめている。必死に俺のチ○コをしゃぶる恵美。

「あー、もう我慢できん。俺のも舐めて。」(秀)

俺の横に立つ秀君。もう俺の顔を見ることもなく、俺よりひとまわり立派な秀君のチ○コに、しゃぶりつく恵美

「俺も、俺も。」

と浩君もよってきて、恵美を囲むようにたち、フェラをしてもらった。俺がベットにゴムを取りにいっている間

に、秀君が寝転がり、四つんばいで秀くんのものを必死にしゃぶっている恵美のマ○コを、浩君がなめている。

「チュパ、チュパ、ピチャ、ピチャ、んー、はぁ、ピチャ。」

色々な音が飛び交っている。自分の淡い思い出が崩れ去っていく一方、いつもの乱交より興奮している自分が

いる。パンパンに腫れ上がった自分のチ○コにゴムをつけ、(ゴム付は俺らの乱交時のルール)浩君にどいても

らい後ろから挿入。

「んんー。」

声にならない声。俺はゆっくり腰を動かしていく。やがて激しく。

「あぁーん、あん、あん、あん、きもち・・。」

気持ちよさから、恵美は秀君のものから口をはずし

「いくぅー、いくぅー。」

また近所から苦情がくるだろうと思える声量で、喘いでいた。早漏気味の俺は、五分程でいってしまったが、

恵美の中からものを取り出すと、恵美はぐったりと倒れてしまった。しかし、次は俺と秀君は、寝ている恵美を

裏返し正常位の形で挿入、秀君の激しい動きに

「あぁー、またいくぅー、あん、あん。」

必死にカーペットをつかもうとする恵美。二十分程たち、

「顔にかけてええ?」(秀)

もうイキすぎて声の出ていない恵美は、返事が出来ない。

「かけるで。」(秀)

チ○コを抜くと素早くゴムをはずし、恵美の顔目掛けて発射。運悪く、鼻にはいりむせる恵美。笑う男三人。

「やっと、俺や。恵美ちゃんもうちょっとだけ頑張ってな。」(浩)

恵美はだまって頷いた。

「おー、これは名器。三分やな。」(浩)

そんなわけない、この人は三人の中で一番遅漏なのだから。最初こそ少し声を出していた恵美だったが、直に

まぐろにもどる。もうイキすぎて意識が朦朧としているのだろう。何分かたったあと

「もう、お願い。はやくいって。壊れる。」(恵美)

と小声でいった。

「おっしゃー。」(浩)

更に激しく動く浩君。恵美は半分白目をむいている。やっと浩君、中だしフィニッシュ(ゴム付)。

ヒクツく恵美。恵美にふとんをかぶせる。男三人たばこをふかし、しばし談笑。窓の外は明るくなっていた。

 二人を見送ったあと、シャワーを浴び会社にいく準備を整え恵美には、鍵はポストにと置手紙を残し、家を出

た。昼までに起きて家を出るだろうと考えてのことだった。

 会社にいつもより一時間近く早くついた俺は、彼女に電話をかけてみた。

「きのうごめんな。あれから薬効いたんか、すぐ寝てもたわ。」

「もう、大丈夫なん?今日私休みやから晩ご飯作ってあげるわ。胃にやさしいやつ。」

「おう、ありがとう。帰る前電話するわ。」

 昼休み恵美に電話してみる。しかし圏外。

2に続く