mako1988

私たちのエッチな体験談

私のエッチな体験・皆のエッチな体験、ネットで拾ったエッチな体験の話をいっぱい掲載

15 4月

黒髪清楚な処女彼女

僕の友達に僕以上にディープなオタ男が居たんだ。
仮にそいつをA男としよう。A男は中学で知り合った時から全くもてず、社会人になるまで一度も彼女ができなかったんだ。
でも社会人になってすぐにすごく可愛い彼女ができた。
仮にB子とするよ。B子は身長が低く、華奢な体つきをしていた。
そして小顔で目が大きくパッチリしており、黒目が大きく、鼻も口も整っていて、色白美肌だった。19歳の女子大生だけど童顔で、女子高生か、どうかすると女子中学生に見えるくらいだった。
比べるとAKBが色あせて見えるくらい可愛かったんだ。本当にアイドル級という感じ。
髪はきれいな黒髪で、服装は地味でおとなしい感じ。しかも趣味は読書だという。
当然処女で、彼氏もA男が初彼氏。A男はB子をとても大切にしていて、キスより先は一切していないと言っていた。
A男に紹介されたときは本当にびっくりしたね。
なんでこんな可愛い子がコイツと付き合ってんだ?って。
A男は別に金持ちなわけじゃないし、顔だってよくない。しかもキモオタ趣味まで持っているヤツなんだ。
しかもB子はオタクじゃないのに、A男のオタ趣味を理解して付き合っているという。
本当にいい彼女ゲットしたな!と冷やかしてやったよ。
それから2週間くらい経ったとき、地元の道を歩いていたら、道路の反対側をB子が自転車で走っているところを見かけたんだ。
そうしたらB子のほうも僕に気付いて目が合い、B子がこっちに何か言おうとしたのか、会釈でもしようとしているような様子を見せたんだ。
その瞬間B子が自転車ごと転倒し、車道に転げ落ちたB子の頭を大型トラックが轢いたんだ。
一瞬のことで、何が起きたのか理解できなかったよ。
道路に赤いものがなすりつけられていて、その奥にきれいなままのB子の身体が見えた。服も整ったままで、身体だけは何事もないようだった。
B子の後ろを歩いていたおばさんが、鋭い悲鳴をあげた。
僕は、なんだか混乱してしまって、B子がどうなってしまったのかそれ以上見ないようにして、そのまま早足で駅に向かって電車に乗り、用事を済ませて普通に家に帰ってしまった。
翌日、A男から、B子が死んだという電話が来た。「濡れたマンホールでタイヤが滑り、転んだところにトラックが来てはねられてしまった」という話だった。A男は泣いていた。
頭を轢かれて…という話はされなかった。でも僕は見てしまった。B子の頭だけが轢かれてしまうところを。
整った状態で服を着たままのきれいな身体と、その先が道路になすりつけられて赤黒くよくわからなくなっている状態が、何度もフラッシュバックする。
あれから僕はただでさえ二次元オタク傾向があったのに、三次元を一切受け付けなくなってしまった。かわいいなと思う子はたくさん居るけど、そう思った瞬間に、道に倒れたB子の死体がフラッシュバックして、全く恋愛感情や性的興奮がわかないんだ。
こんなこと誰にもいえないよ。
B子が死ぬのを前にして、現実逃避するように駅に向かったことをなじられるに決まっているから。
15 4月

銭湯で洗いっこ

小学生時代は自宅に風呂がなく銭湯通いでした。
自宅に風呂があるのは学年に10人いるかいないかの裕福家庭でした。

女子の家も同様、よく親と一緒に来ていました。
女子の場合、母親と来ると女子風呂に入るのに父親と来ると必ず男子風呂に
入ってきます。俺が小学校低学年で性に目覚めたのはそれが原因です。
明るいときに一緒にかけっこや滑り台で遊んでいた女子が父親と一緒に
裸でどこも隠さず男子風呂へ。初めて見たときは多分勃起していました。

その影響もあって、女子は中学年、高学年になっても父親と一緒に男子風呂へ。
おっぱいが膨らんでも陰毛が生えてきても平気で入ってきました。
脱衣所で脱いでると女子が1人で入ってきて、「あ、いたいた。よかった」
と言って俺の隣りに来たので、「あれ?お父さんは?」と聞くと、
「今日はお母さんと。でも私の裸を見たいスケベな奴がいると思ってこっち来た」
と随分大胆な発言をあっさり言ってさっさと最後のパンツも脱ぎ、
「ほら、スケベなAくん、早く脱げよー」とその場でぴょんぴょん跳ねて
おっぱいを上下に激しく揺らしながら俺が裸になるのを待ってました。
裸になると「うん、今日も大きいね。じゃあ入ろー!」と元気よく俺の尻を
叩いて一緒に風呂へ。
確かその時だったと思いますが周りにクラスの男女がいる中で女子と2人で
体の洗いっこをしました。
女子の希望でお互い全身を洗うことになり、まず後ろから背中から下にいって
お尻。タオル越しでしたが初めて女子のお尻に触れたことに喜びを感じました。
冗談なしにお尻の間を洗うよう要求され、女子が「これで洗える?」と、
前の鏡に両手をついてお尻を俺の顔面近くに突き出す格好に。
(こいつ、恥ずかしいって思わないのかなあ?)と思いつつ、
初めて見る小さいお尻の穴に股間が爆発寸前。
タオルで拭くように洗い、悪戯でお尻の穴に少し指で突くと全身が
ビクビクっと動いて驚いた。
うっすら周辺に生えた割れ目をグイっとやり、洗うと、さっきまでの女子と一変、
「ふーっ、ふーっ、はあああああ」と荒い息使いで首が上下左右に動き、
落ち着きない様子になってました。
何度も割れ目の間をなぞると「ああー、もうそこいいから前洗って」と
自分で体を動かし、お尻洗いにしゃがんでいたので突然の御開帳で
驚きました。
股間を洗い、おっぱいを揉むようにして洗うと女子は既に感じている女に
なっていました。
首まで洗い終えると「ありがとう。じゃあ私の番。座って」
とタオルを俺の手から奪い、後ろに回って背中を洗ってくれました。
後ろを洗い終えると前に回り、キンタマを手のひらで遊ばれた後、
ちんこをタオルで包んで擦るように洗われました。
目の前のちんこを凝視しながら擦り、射精を望んでいるかのような状態でした。
湯につかっているクラス男女から「お二人さんあついねー」とか冷やかしをうけ、
入口の扉が開いて父親と一緒に入ってきた新しい女子は俺たちの姿を見て
「ちょ、ちょっとあんたたちこんなとこで何してるの?!」と驚いていました。

気持ち良かったけど恥ずかしさもあって射精できず、女子もあきらめたのか、
ちんこにタオルを包ませたまま手を離し、「はい、終わったよ。流そう」
ケロ○ンの桶に湯をためて一気にお互い体の泡を流しました。
それから女子が隣に移って洗髪を始めました。
俺も洗髪しましたが男なので早く終わり、隣を待っていました。
濡れた長い黒髪がすごくやらしかったです。
洗髪中に何度も手が股間にいっていたことはあえて聞きませんでした。
女子も洗髪を終え、一緒に湯に戻り、周りの男女に色々聞かれましたが
なんとか誤魔化しました。

この混浴は中学生になっても続いたのですが、やはり中学生ともなると
大人の女性の体つきに変わり、異性との性関係もあるということで、
俺が中学1年の夏休みごろから女子の男子風呂禁止が出ました。

このときは本当に落ち込みましたが、別に銭湯以外でも裸の付き合いができると知り、
夏休みには家に風呂があって両親が仕事で夜まで戻ってこない友達の家に行き、
広いとは言えませんが自宅風呂に男女6人とかで入ったことも。
ある時は、女子が女友達の条件をのんで俺と2人でお風呂に入れさせてくれたことも。
ただその条件が、女友達の部屋で3人裸の付き合いをし、
女子のオナニー姿で俺がオナニーして射精するところを見たいとのことで、
色々な意味で大変でした。

銭湯で体洗いっこをした女子(もう女性)とは現在も付き合いがあります。
時代を経てまた裸の付き合いをしてそういう思い出があったことを振り返り、
嬉しくなったので話すことにしました。以上です。

15 4月

ひったくりを捕まえたらオレもひったくられた話

当時のスペック

俺 25歳
身長 173cm 
体重 62kg
容姿 メガネ。韓国人だったらもてそうな顔と言われる。

それは、6年前の12月でした。
その日は金曜日で、俺は忘年会だった。
酒が飲めない俺は、家に帰るとクラクラしながら、テレビを付けコタツに潜り込んでいた。
気持ち悪くて仕方がなかった。
それからしばらくした、たぶん12時ぐらいだったと思う。

「どろぼう!どろぼう!」
「だれか!どろぼう!」
声と同時に、外を走る靴の音が聞こえた。
クラクラする頭で俺は考えた。
(酔っ払いの大学生か?ふざけてんのか?)
(でも、本当だったら面倒だな)
(まぁ誰かいるだろ。俺が出なくても…)
(でもなぁ…とりあえず様子でも見てくるか…)

で、外へ出た。

アパートの階段をおりて、声がした方向を向くと…
酒が吹っ飛んだ。
目の前に、全身黒ずくめのジャージ姿の男がいた…
うっすらと笑みを浮かべて俺を見ていた。

そして、右手にはヴィトンのバックを持っていた。
いきなり見つけちまったよ…俺。
この服装にこのバック、こいつ犯人でしょ。
自分の運の強さというか無さを悔やんだ。
でも、開き直った。
「おい、そのバック返せよ。」

男「なんだよ!」
俺「それ返せよ」
男「なんだよ!」
俺「何度もいわせんな、ぼけぇ!」(声が震えてました)
そんなやり取りをしているうちに俺の後ろから車が来た。

チャンスだと思った。
俺が手を差し出すと、男は無言でバックを出してきた。
俺「最初からそうすりゃいいんだよ。」
そして、俺がバックをつかむと同時に男が逃げ出した。
バックは俺の手に残った。追いかけるか少し悩んだが、すぐに俺は後ろの車の人に声を掛けた。
俺「助けてください!ひったくりです!」

兄ちゃん「えっ!」
俺「追ってください!」
兄ちゃん「あいつですか!わかりました!」
俺「お願いします!」(声が震えてました)
車で走り出す兄ちゃん。
車の後ろを走る俺。

男が曲がり角を曲がり、俺には見えなくなってしまった。
しかし、車で先を走っていた兄ちゃんには見えていた様で、車を停めて住宅の裏へ走り出した。
車からもう一人の兄ちゃんと、女の子が出てきた。
気がつくと周りの家からも人が出てきていた。
なかにはゴルフクラブを持って出てきてるオッサンもいた。
それを見て、少し安心した。心強かった。

俺「ひったくりです!助けてください!」
できるだけ周りの人を巻き込もうとして叫んだ。
オッサン「どこ?どこにいった?」
俺「この家の裏です!」
走り出すオッサン。眺める俺。
手に持ったバックをどうするか考えていたら、兄ちゃん二人が男を捕まえて出てきた。
オッサンがクラブを握って後ろを歩いている。ドヤ顔だった。

俺「てめぇ!何してんだ!」
男「何にもしてねぇよ!離せよ!」
俺「自分がしたことがわからねえのか!」
男「何もしてねえよ!なんだよ!」
俺「正しいことを言ってんのはこっちだ!間違ってるのはお前だ!」
兄ちゃんA「うるせぇ!二人とも黙ってろ!」
俺「…はい」
兄ちゃんB「警察に電話しました?」
俺「してません!」
兄ちゃんAB「してください!」
俺「はい!」

そのとき、さっき車から出てきた女の子が俺の肩を叩いた。

女「あの、彼女…」
俺「彼女?いません!」キリッ
女「いえ、あの娘が…」
俺「えっ?」
女「あの娘…」

少し離れた道路を指さした。

指のさした方向をみると女の子がorzしてた。
俺は走り寄った。
俺「大丈夫ですか?これあなたのバックですよね?大丈夫ですよ」
orz娘「ぶえぇぇぇえ。ありがとうございまずずずずz」
俺「ケガは?」
orz娘「だいじょうぶれすすうすす、ぶえええぇぇぇえ」
兄ちゃんB「おい!早く警察に電話して!」
俺「はいぃぃぃ!」

アパートに携帯を走って取りに行った。
俺は警察に電話するのが初めてだった。
俺「もしもし、ひったくりです!」
警察「はっ、はいいいい!ど、どこですか?」
俺「○○のあたりです!」
警察「○○ですね!!ところであなたはだれですか?」
警察の対応者もテンパっていた。

俺「は?え?吉田と言います。」
警察「吉田さんですね?えっとどなたですか?」
俺「え?」
警察「えっと…どういった関係ですか?」
俺「え?」
警察「え?」
電話を切ろうと思った。

俺「とりあえず早く来てください」
警察「いま向ってます。あなたはなぜそこにいるのですか?」
俺「えっ?…捕まえたからかな?」
警察「犯人はいますか?」
俺「います!あっ逃げた!」(まじで逃げ出してた)
警察「えッ!」
俺「あっ、捕まえた」(兄ちゃんBのタックルが決まった!兄ちゃんBすげぇ!)

くらいまでは覚えてるけど、あとは何を話したか覚えてない…
とにかく噛み合ってなかった。

警察が来ると、男が放心状態で虚ろな目をして道路を見つめてた。
なんだか物悲しい気持ちになった。
兄ちゃんたちに掴まれて、ズボンが下がっていた。
白ブリーフが見えていた。

男は終始無言でパトカーに乗せられた。
警官からなんか説明をされてる様だった。
男がこっちをむいて口を開けた。
しかし、何も言わず俯いた。
すごく虚しかった。
なんであの男はこんなことをしたんだろう。
怒りと悲しさで何とも言えない気持ちになった。

そして、男が連行されると、
警官「えっとね。事情を聴きたいので今から署に来てもらえます?」
俺「いまからですか?」
警官「すぐにでも犯人を検察に送りたいので、協力してくれませんか?」
俺「あっ、はい」
警官「ご自分で来られます?」
俺「ちょっと酒飲んでるんで車は無理です…」
警官「忘年会ですか?いいですね」
俺「あっ、はい」
警官「じゃぁ、乗ってください。寒いので着替えてきますか?」
俺「あっ、はい」
警官「じゃぁ、待ってますので」
俺「あっ、はい」

着替えてパトカーに乗ると、さっきorzしてた子も乗ってた。
ちょっと戸惑ってしまった。

orz娘「ありがとうございました。」
俺「いえ…あの、大丈夫ですか?」
orz娘「ちょっと転びましたけど、大丈夫です」
警官「怪我してるんですか?傷害もつけられますよ」
orz娘「ちょっとだからいいです。」
口調は強かった。

俺「いいの?」
orz娘「いいです」
警官「あんなやつに遠慮することはないですよ」
orz娘「いいんです、ちょっと擦り剥いただけだし…フラフラ歩いてる私も悪いんです」
さっきまで泣いてたのにすっかり気を持ち直してるようだった。
女って強いと思った。

署に着いてから、個室に通された。
たぶん取り調べ室。
なんだか小難しい言い回しで書類を作ってた。
刑事「吉田さんは、○○と知ったる家の庭に入り…」
俺「えっ、その人知りませんよ」
刑事「これ見て」と地図を出してきた。名前入りの地図だった。
刑事「分かった?」
俺「分かりました。」
刑事「いまは、この家がだれの家か知ってるよね?」
俺「…はい」
書類を簡単に仕上げるために、いろいろ調整しながらやってるのが分かった。
てっとり早く仕上げるために…。

相手は私服だったから刑事と思って書いてます。

刑事「こいつ知ってる?」
犯人の免許証を見せてきた。
俺「知りません」
住所はここから5キロぐらい離れた場所だった。
生年月日は昭和30年だった。親父と同じ年だった。
虚しくなった…
白ブリーフを思い出した。

それから、ちょっと休憩をもらえて、トイレに行った。
途中、机やソファーのある場所を通ると、あさひがいた。

警官「ちょっとこのカバンを指さしてください」
あさひは写真を撮られてた。

俺は、すこし様子を見ていた、バックの中身を調べていた警官が二人で話していた。
中年警官「このDSは幾ら位するものなの?」
若い警官「えっと、2万くらいですかね?でも先輩、これDS liteですよ」
中年警官「おおぅ。これがDS liteか。初めてみるな」
など、会話をしていた。
俺は非日常にいるのに、こいつらにとっては日常なんだと感じた。

解放されたのは朝の5時だった。
俺は、その日も仕事だった。

解放された駐車場で
刑事「あいつは2~3日のうちに検察に送りますから」
俺「はい」
刑事「今日も仕事なんだって?休めないの?」
俺「お客さんがいますから…」
刑事「相手のあることは仕方ないね。とりあえず気を付けて」
俺「ありがとうございます」

ちょうど、あさひも署から出てきた。

また二人でパトカーで送られた。
俺のアパートの前で停めてくれた。

あさひも同じアパートだった。

俺「同じアパートだったんですねw疲れましたねw」
あさひ「そうですねw疲れましたw」
俺「ゆっくり休んでください。俺は、少ししたら仕事いきますから」
あさひ「怖くて眠れなそうです…あの…仕事がんばってください。」
俺「えぇ。なんかあったら201に居ますから、じゃぁ」
あさひ「はい、じゃぁ」

やっぱり、その日の仕事はgdgdだった…

その日の昼に警察から電話があった。
警察「現場検証をしたいのですが、お帰りは何時ころになりますか?」
俺「はやくても夜の6時7時ぐらいです。」
警察「そうですか…外は暗くなっちゃいますね。
明るい時にやりたいんですよ。写真とか撮りますので」
俺「明日なら日曜で休みです。」
警察「じゃぁ、明日の午前9時でどうでしょう?」
俺「わかりました。家に居ます」
やっぱりなんか強引だった。

当日、現場検証をしていると近所の人がチラチラ俺を見てきた。
堂々としていればなんとかなると思って、普段より大きい声で話してやった。
俺は無罪だとあえてアピールしてみた。

人が余計に出てきた…

その日は、できるだけ普段の生活に戻したいと思って過ごした。
スーパーで買い物をし、洗車をし、マンガ喫茶に行ってきた。
気づいたら夜10時になっていた。
肩が凝っていた。背中が痛かった。
家に帰って何気なくポストを開け、チラシを捨てていたらメモが出てきた。
あさひからだった。

最初は、佐川急便の不在票だと思っていた。
メモには…
「先日はありがとうございました。お礼をしようと思って来ましたが
いらっしゃらないようですのでまた。」
と書いてあった。
マンガ喫茶でキン肉マンなんて読んでる場合じゃなかった。

メモには、名前、連絡先はおろか部屋番号すら書いてなかった。
また、来るんだろうと思っていた。

しかし、月曜火曜が過ぎ水曜日になっても何の連絡もなかった。
俺もどうでもよくなっていた。

わけがない

連絡が待ち遠しかった。

しかし、気持ちに反して連絡はなかった。
キン肉星王位争奪戦を読んでた自分を悔やんだ。
金曜日になり、また俺は忘年会に出た。
飲めない俺にこの時期は苦行だった。
やっぱり気持ち悪いままコタツにもぐっていた。
先週と同じ12時を迎えようとしたそのとき…

玄関のチャイムが鳴った。

一瞬にして酒が抜けた。
ジャージではあったが、身だしなみを整えうがいをしてドアを開けた。

そこには…
ぐでんぐでんに酔っぱらった友人がいた。
しかも二人。

殺意を覚えた。

こいつら玄関に放置しとけば死ぬかな?
などと考えつつも部屋に入れてやった。
駅前で飲んでいたらしい。キャバクラ行ってきたらしい。
殺意を覚えた。

結局、男3人でむさくるしくコタツで寝た。
次の日の朝、友人を外まで送った。
A「悪かったな。またな」
俺「おお、気にすんなよ」
B「また来てやるよ。」
俺「来なくていいよ。またな。」
C「髪の毛すごいですよ。」
俺「パーマかけてるから、毎朝こうだよ。」

「ナニカガオカシイ…」
声のした方を振り返った。
駐輪場に何かがいる。
眼鏡をしていない俺にはまったく見えなかった。
裸眼視力0.09は伊達じゃない。
目をこすった。
目を開けたらあさひがいた。
ダッフルコートを着て、スカートにブーツ姿だった。
白いマフラーだけ俺にはよく見えていた。

俺の顔を覗き込んできた。目がキラキラしている。

深々とお辞儀をして

あさひ「おはようございます。先日はありがとうございました。」

ニッコリ笑った。

そして、俺の心がひったくられた。

あさひ「楽しそうですねw」
俺「あっ、どうもw」
あさひ「なかなかお礼にいけなくてすいません」
俺「あっ、ああ。都合のいい時で構いませんから」
あさひ「う~んじゃあ、今日の夜は居ますか?」
俺「います。居るようにします。」
あさひ「じゃぁ、学校から帰ってきたら寄りますねw」
俺「えぇ。わかりました。いってらっしゃいw」
あさひ「いってきますw」

ニコニコ笑いながら手を振るあさひ。

俺の心が強盗に遭いました。

ドヤッ

俺は、部屋に戻ると風呂に入り、着替えをしマツキヨへ向かった。
掃除用具を買うためだ。
マツキヨはやってなかった。時計を見ると午前8時だった。
とりあえず、近くにある24時間営業のアダルトショップに向かった。
時間調整のつもりだったが、昼まで吟味してしまった。
姫野愛いいよね。

帰ってからは、とことん掃除をした。
床も水拭きした。窓も磨いた。
念のために布団も干した。
姫野愛はやっぱり良かった。
そして、午後8時チャイムが鳴った。

あさひ「こんばんは~」
俺「おかえりw」
あさひ「ただいまw」
俺「部屋、入ります?」
あさひ「できたら、コタツにも入りたいですw」
俺「そうwwwどうぞ」

お礼はクッキーだった。

実は大切なことを話していなかった。

俺「ところで、名前は?www」
あさひ「あっ!言ってませんでしたか?」
俺「一言もwww」
あさひ「聞いてくれてもいいじゃないですかw」
俺「聞けないでしょwあんな状況でw俺も言ってないけどw」
自己紹介が始まった。照れ臭かった。

あさひのスペック

身長 168cm
体重 不明
スリーサイズ 不明
趣味 旅行

そして、事件の話になった。

あさひ「酔って歩いてたんですよ。
で、駅から付けられてるのは気づいてて怖かったんです」
あさひ「で、そこの電灯の下で振り返ったんです、
そしたら男が走ってきて、バックの奪い合いになってご覧の通りですw」

あさひ「追いかけたんですけど、見失っちゃって転んだんです。
で、顔を上げたらお地蔵様がいて、次に顔を上げたら吉田さんがいたんですw」

ものすごい勢いで話された。
相づちを打ち続けた俺は、目が回っていた。

そのあと「笑ってはいけない温泉旅館」のDVDを見て二人で爆笑した。
しかし、DVDを見ている俺は必死に考えた。
「次に会うきっかけを作らねば」
「爆笑したふりをしつつ、ボディタッチは可能か?」
「帰ると言い出すタイミングはいつ来るんだ」

答えのでたものは一つもなかった。

しでかしたい想いだけがいっぱいだった。

あさひ「これ読んでもいいですか?」
DVDを見終わったら本棚をあさっていた。
持ってきたのはバガボンドだった。

そして、コタツから頭だけ出して黙々と読みだした。

バガボンドが読み終わると
あさひ「俺さん、このDVD借りてもいいですか?」
あさひが持ってきたのは「水曜どうでしょう」だった。

「次に会うきっかけができた。

しかも、シリーズ物だから一度に観れる訳がない。
しばらくは会っていられるんだ。」
とほっとした。

あさひは、「水曜どうでしょう」を全て持って行った…

それからメールをする日々が続き、メールの話題は自然とクリスマスになった。

俺「今年の明石家サンタも楽しみだなぁ。」
あさひ「クリスマスなのに自宅ですかw」
俺「ほっとけwあさひさんは?」
あさひ「ヒミツです(ハート)」
俺はメールを返さなかった。

その年のクリスマスも連休だった。
24日を迎え、俺は会社の付き合いで買ったチーズケーキを食べていた。
見栄を張ってホールで買った。
全部、食った。気持ち悪くなった。
あさひの事を考えて悶々とした。
姫野愛はよかった。

11時半になるころ、携帯が鳴った。
あさひからだった。

光の速さで電話に出た。

あさひ「すひまへん、こんわ時間ひ」
俺「どうしたの?酔ってる?」
あさひ「たいじょうぶれす。あの…申し訳ございまへんが…」
俺「なによwww」
あさひ「迎えにきてくれまへんか?」
俺「えっ?どうしたの?」
あさひ「たいじょうぶなんれすけど、なんか怖くて…おもいだひちゃって」
俺「なんでそんなに飲んじゃうんだよwww」
あさひ「すひまへん、すひまへん」
俺「いいよ、どこ?」

車で迎えに行った。
ひとめ見て分かった、あさひは間違いなく泥酔していた。
俺「後ろに乗って。」
あさひ「寝ててもいいれすか?」
俺「いいですよw気持ち悪くなったら言って」
あさひ「たいじょうぶれす。すひまへん」
後ろに乗せて寝させたのは失敗だった。

アパートまであと5分の所に来た時。
あさひが「ぼえ~」と鳴いた。
まるで壊れた蛇口の様だった。
窓を全開にした。
風が冷たかった。
臭かった。
泣けた。

アパートに着くと、とりあえず俺の部屋に運び込んだ。

あさひがかろうじてしゃべった。
「トイレ。はく。」
トイレにつながる洗面所に連れて行った。
これも失敗だった。

その場にあさひを残して、車の掃除を始めた。
午前3時まで掛かった。

そして家に帰って、あさひの様子をみてorzした。

あさひさん、それトイレじゃないから…
トイレのフタを開けるつもりで、それ開けちゃったの…
いや、似てるけど…違うから…
それは…
それは…

洗濯機…

何かの間違いかと思った。
夢だと思った。
ワロタ。
寝た。

やっぱり夢じゃなかった。

俺が起きたとき、あさひは洗濯機の掃除をしていた。

あさひ「すいません!本当にすいません!弁償します!させて下さい!」
あさひ「うちの洗濯機と交換しましょう!乾燥機付いてます」
あさひ「今日、買って来ますから!すいません!」
あさひ「とりあえずお詫びの品を!」
俺「…」
あさひは泣き出した。
今日がクリスマスとは思えなかった。

仕方なくあさひの要求を受け入れた。
洗濯機を買うために、ヤマダ電気へ向った。
あさひのクレジット1回払いで購入した。
設置と回収を頼んだのだが、排水ホースの取り外しの時は少しドキドキして見ていた。
排水溝に少しついていた…
業者が帰ると、それまで無言だったあさひが話しだした。

あさひ「実は、俺さんの事を今年の4月頃から見ていました…」
俺「えっ?なんで?」
あさひ「駐車場に白い猫がいたんです。私が猫と遊ぼうと思って階段を降りていったら、
俺さんが先に遊んでて…手を咬まれてました…それで見たのが最初」
俺「あぁあぁ。最近は咬まないよw」

あさひ「はい。よく見てましたから知ってます。
その時から何回か見ていて、休みの日ごとに車に釣竿を積んで出かけるのも見てました。」
あさひ「知ってます?おはようございますって挨拶もしてくれてたんですよ?会うたびに」
俺「…ごめん覚えてない。会う人みんなにしてるからw」
あさひ「知ってます、みんなに挨拶してたの。優しい笑顔でした…」
俺「…」
あさひ「ひったくりから助けてくれたときも、優しい笑顔でした。」
俺「…」
あさひ「もう、いろいろ申し訳ないんですけど、
ここまで迷惑をかけてしまったら逆にふっきれました。もうどうにでもなれ!
って感じです。好きです!すいません!」
俺「…?えっ?…?」
あさひ「俺さんの優しい笑顔が好きです!付き合ってください!」

あさひの顔は真っ赤だった。

俺の心が拉致されました。

あさひは俺の手を払いのけた。

ちょっと距離をおいて
人指を1本立てて

「あの…もう1回…」

下を向きながら、はにかんだ笑顔で言った。

ゆっくりキスをした。

あさひのスペック追加

身長 168cm
体重 54kg
カップ数 E
趣味 旅行

そのままベットに。

あさひ「あっ、ちょっと痛いかも…」
俺「はじめて…?」
あさひ「うぅん、3年ぐらいしてないから…」

時間をかけて、くんずほぐれつしました。

バックでもあさひは痛がった。
騎上位のあさひは腰をどう振っていいかわからないようだった。

あえて言おう。
あさひは下手だった。

あさひの学校でもした。
研究室で。
あさひ「すっごい興奮した!」
あさひ「いいねこれ。いいね!」
あさひ「ちょっとみんなにもオススメしよう!」

あさひはだんだん上手くなってきていた。
バックも痛がらない。騎上位もスムーズになってきた。
お口は相変わらず下手だった。

一年後、あさひの就職が決まって、二人の関係が変化してきた。
俺も頑固だが、あさひも頑固だった。
結局、あさひの意見に押されてしまった。

あさひは部屋を解約した。

引っ越し先は201号室。

そして、一緒に住み始めた。

洗濯物の干しかたで喧嘩になった。
食器の洗い方でも喧嘩した。
コタツで寝るあさひに何度も注意した。
喧嘩になるとあさひは怖かった。
リモコンをへし折られたこともあった。

でも、楽しかった。

旅行が趣味のあさひにいろいろな所へ連れていかれた。

あさひはとてつもない雨女だった。

「景色が綺麗だから」と行った箱根は豪雨。

京都へ行くと吹雪で新幹線立ち往生。

函館で行った朝市では「本日・時化のため休みます」の看板

でも、楽しかった。

そして、2009年に結婚した。

ドレスを試着し出てきたあさひはとても綺麗だった。

あのときと変わらぬ、はにかんだ笑顔だった。

新婚旅行はオーストラリアへ行った。

乾季の砂漠に雨が降った。

でも、楽しかった。

子どもはできなかった。

でも、ふたりでいる時間は楽しかった。

3月11日
東日本大震災

あさひを探して何日たった頃だろうか。
収容所になっていた体育館に入った。
棺桶の上に故人が身につけていた衣服や下着がならんでいる。
しかし、どれも泥で汚れていて区別がつかない。
だた1つ、指輪の写真が目についた。

俺は泣き崩れた。

津波は俺からすべてをひったくった。

ドヤッ

ドヤッ…

どy…

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